オランダ監督の采配に批判「かなり奇妙」「良い選択ではなかった」 代表OBが辛辣評価

オランダ代表のロナルド・クーマン監督【写真:徳原隆元】
オランダ代表のロナルド・クーマン監督【写真:徳原隆元】

クーマン監督の采配に解説陣から疑問の声

 日本代表は現地時間6月14日、北中米W杯グループステージF組初戦でオランダ代表と対戦し、2-2と引き分けた。優勝候補オランダは、下馬評が高かったものの、2度にわたるリードを日本に追いつかれる展開となり、母国メディア「VI」は、ロナルド・クーマン監督の采配に対し「交代策に疑問の声」と取り上げ、指揮官の采配を厳しい指摘している。

 2-1とリードして迎えた状況で、クーマン監督は決定機を演出したFWドニエル・マレン、追加点を記録したFWクリセンシオ・サマーヴィルをベンチに下げた。その後、左サイドで脅威となっていたFWコーディ・ガクポも交代させる決断を下し、1点差を守り切る采配に打って出たが、最終的には後半44分にMF鎌田大地に同点弾を決められ、2度のリードを日本に追いつかれる結末となった。

 同国のW杯史上初めて、2度リードして追いつかれる展開に、同メディアは、地元テレビ局のアナリストを務める元オランダ代表FWピエール・ファン・ホーイドンク氏のコメントを紹介。クーマン監督の消極的な采配に「怪我や疲労が原因でなければ、あんなに早く引く決断をするのはかなり奇妙だ。スピードはもうなくなっていた。最終的に彼は、ブライアン・ブロビーをトップに置くことで、自身のミスを取り繕おうとしたのだと思う」と、疑問符を投げかけ、「彼は交代策で日本の戦術を真似ようとしたように思える。後になってから、それが良い選択ではなかったと言うのはとても簡単だが…」と言及していた。

 また、解説者を務めた元オランダ代表MFラファエル・ファン・デル・ファールト氏も「ガクポ、サマーフィル、マレンはどんどん調子を上げてきていたのに、いきなり全員交代させてしまった。非常に奇妙で、守備的な采配だった」と指摘。終盤の失点に関しては「小川は完全にフリーで立っていて、ファン・デ・フェンはどこにも見当たらない。あんなに自由にヘディングできるのは素晴らしいことだ。これは単に守備が下手なだけだ」と辛辣な意見を述べていた。勝ち切れなかったクーマン監督の采配に、国内から厳しい目が向けられている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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