宮市を再び襲った重傷の悪夢 ザンクトパウリ監督も悲痛「信じられないほど悲しい」

練習で右膝前十字靭帯断裂の重傷を負う

 ザンクトパウリのFW宮市亮が、右膝の前十字靭帯断裂の重傷で長期離脱を余儀なくされたが、オラフ・ヤンセン監督もキャリアを脅かす加入後二度目の重傷に「信じられないほど悲しい」と明かしている。クラブ公式サイトが伝えた。

 10代から輝かしい才能を放ち、“日本サッカーの未来”を担う一人と期待された宮市は、28日午前中の紅白戦でピッチに倒れ込んだ。スタッフに担がれて運ばれ、その後診察を受けた若者に待っていたのは右膝前十字靭帯断裂という悲報だった。

 クラブ公式サイトでは、チームドクターのフォルカー・カレーロ氏の診断結果とともに、来週に膝のスペシャリスト、ハンス・ユルゲン・エイクホーン医師が整復手術を行うことも伝えている。

 オラフ・ヤンセン監督は「私はこの少年のために信じられないほど悲しい気持ちだ。彼にはとても困難な時期だ。そして、彼は我々のサポートを必要としている」と語ったという。

 宮市は15年7月18日に行われた親善試合のラージョ・バジェカーノ戦で左膝前十字靭帯を断裂。長期のリハビリを乗り越えて翌年4月に復帰すると、今季は17試合に出場し、完全復活に向けて歩みを進めていた。ドイツ紙「ビルト」でも「アーセナルからザンクトパウリにやって来た左ウインガーは多大な成長を果たしていた」と評価されていたが、再び悪夢に見舞われてしまった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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