森保監督が叫んだ「全員で画見て!」 決勝点の舞台裏…W杯を左右する“3分間”「勝敗に響く」

W杯で適用される新ルール
日本代表(FIFAランク18位)は5月31日、東京・国立競技場でアイスランド代表(同75位)と対戦し、1-0で勝利した。後半42分にFW小川航基が決勝点を奪ったが、その裏には今回の北中米ワールドカップ(W杯)で適用される“新ルール”が影響していた。
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異様な光景だった。3人の選手交代を行う直前、後半24分から始まった“飲水タイム”。森保一監督は選手に叫んだ。「画(え)見て、画見て、全員で画見て」。斉藤俊秀コーチがホワイトボードを取り出し、これから行う布陣の変更と狙いについて丁寧に説明。選手たちも戦術を理解しようと、じっくり聞き入った。
3分間の飲水タイム直後、日本は塩貝健人、後藤啓介、渡辺剛を投入。布陣を3-4-2-1から、より攻撃的な3-1-4-2に変更した。指揮官が「ちょうど色々変更点を話したので、可視化して選手に共有できるように準備していた」と明かしたように、選手たちもコーチングスタッフの狙いを理解。試合終了間際の小川のゴールにつながった。
この試合では、W杯で導入される「スローインの5秒制限」「交代ボードを掲げてから10秒以内にピッチを退出」「治療を受けた選手は1分間復帰できない」という新ルールが適用された。そしてもうひとつが「ハイドレーションブレイク」。酷暑が懸念される今大会では、前後半のそれぞれ開始20分後にプレーを中断し、約3分間の飲水タイムが設けられる。
その3分間を上手く利用した森保監督だが、W杯では飲水タイムの使い方がより重要になると実感したという。「選手とのコミュニケーションについても3分間は割と時間があるので、色々修正できる時間になる。上手く使えるかどうかで、勝敗の部分で大きく響いてくるかなと感じたので、しっかりと準備していきたい」。前回大会でもベンチと選手の円滑な意思疎通で大番狂せを実現した指揮官。3分間の“作戦会議”は北中米の地でも鍵を握りそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・井上信太郎 / Shintaro Inoue)














