鈴木隆行&小野伸二が期待「W杯でFK入る」 森保Jの“秘密兵器”…俊輔コーチ秘話「恥ずかしくなる」

FOOTBALL ZONE YouTubeで対談した
北中米ワールドカップ(W杯)の開幕まで残り2週間を切った。2002年日韓W杯で日本を初めて決勝トーナメントに導いた元日本代表FW鈴木隆行氏と、同MF小野伸二氏がFOOTBALL ZONEの対談に登場。かつて世界と戦った2人が、今の日本代表が持つ「本物の強さ」と「優勝」への条件を語り尽くした。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)
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森保一監督率いる日本代表は、現地時間6月14日に初戦のオランダ戦を迎える。昨年10月にはブラジルに3-2で逆転勝ちを収め、今年3月にはイングランドにも1-0で勝利した。2002年の日韓W杯で日本を初めて決勝トーナメントに導いた2人には、今の日本代表はどのように映っているのだろうか。
小野伸二(以降、小野)「僕たちの時代と違って、ほとんどの選手が海外でプレーしていますよね。そしてビッグクラブでもしっかりとスタメンを張っている選手がいる。自分たちの力を最大限に発揮して、アジア最終予選でも初戦から全開の力を出して、世界最速で決めましたし。。本当にチームとして成熟してきたなというのは感じますよね。それはやっぱりカタールW杯での経験は大きかったと思うし、森保さんがそのままベースを持ちながら次のステップアップをするようなチーム作りができたのも大きかったかなと思います」
鈴木隆行(以降、鈴木)「僕もその当時思っていたんですけど、ヨーロッパで経験を積まないと、W杯で活躍するのは絶対に無理なんですよ。国内でいくら活躍していても、あんな大舞台に行って、一発勝負で、積極的なプレーをしろって言っても、絶対にできない。それは緊張感や責任感、あとは外国人慣れしてないのもあって、積極的にプレーするなんてほぼ無理だった。だからヨーロッパに行って、チャンピオンズリーグで戦ったりとか、世界トップレベルの選手とやり合うことで自信がついたり、経験を積まないと、W杯で活躍できなかった。でも今は、たくさんの選手がそういう経験を積んでいる。カタールの時にああいう風に負けて、『まだまだ足りなかったんだ』と言って、みんな頑張って4年間すごい経験を積んだじゃないですか。だから勝てるんですよ。ちゃんと実力で勝っているんですよ」
小野「いくら日本でやった親善試合とはいえ、ブラジルに逆転して勝つなんて、力がないと絶対無理。この間のイングランドで戦もそうでしたけど、相手の判断力や上手さは一枚上手でしたけど、一本のチャンスをゴールを決める力が今の日本にはある。ただ、本番でこれができるかはまた別。怪我や気候、ピッチなど色んなものが影響してくるので、全てが良い方向に行ってくれれば、この代表なら良い結果を出せると、僕は信じています」
鈴木「イングランド戦は絶対に(W杯本番の)オランダ戦を想定したシミュレーション。真っ向勝負もできたと思うけど、本番で勝つためにあの戦い方を選択した。ただ、個人的には『ちょっと手の内を隠して、わざと負けてもいいくらいじゃないか』と思ったくらい(笑)。これでオランダにカウンターを警戒されるなと。でも、あの戦い方は守備が強くないと成立しないんです。攻め込まれていても、クロスや対人の競り合いで誰もマークを外さないで、ギリギリで守り切っていた。経験値があるからこそできる対応なんですよ。昔だったらCKのマークで振り切られて、ヘディングで入れられたりしていましたよ」
小野「本当に焦りが見えなかったですよね。遅れて出ていくとかもなかったし、(マークの)受け渡しや両サイドの選手がちゃんとついていってクリアするとか。ああいうのは海外での経験がないと、できない」
鈴木「経験値からくる精神的な余裕がある。組織的な守備は日本人は得意だから。個人の守備力があれば、完全にはまるんですよ。そして、カウンターの得意な選手が揃っているのが強いんですよ。あんなに前にカウンターの得意な選手が揃っているって、そうないですよ」
小野「(イングランド戦のゴールも)最初のチャンスじゃないですか。あの最初のチャンスを決められるか、決められないかっていうのも大きいんですよ。あれが入ってなかったら負けた可能性もあった。最初のチャンスを仕留められるかが強豪と戦うには絶対なんで」
鈴木「どこかのポジションに一人でもレベルの低い選手がいたらやられていたパターンです。やっぱり今のメンバーじゃなきゃダメなんですよね。真ん中の縦のラインが中心選手なのは間違いないけど、でも今のチームを見たらウイングバックのサイドも重要じゃないですか。イングランド戦もそうですけど、上田綺世選手みたいに真ん中で張る選手も大事だし。(キーマンは)正直『この人』って言えない」
小野「縦のラインは絶対に大事だよね。その中で、僕はキーマンは谷口(彰悟)ってよく言うんですけど。点を取らないと勝てないですけど、点を取られない方が、勝つ確率は上がるわけで。彼があそこのポジションにいるかいないかで、試合の展開は全然違う。彼は本当に忠実に最後の最後まで、カバーも、読みも、跳ね返しも、繋ぎも、丁寧なんですよ、全てが。彼が点を取られないように統率する力はすごく大きいと思っています」











