鈴木隆行&小野伸二が暴露「今の時代だとありえない」 W杯期間中に異例…トルシエ監督の“意外な素顔”

鈴木隆行氏と小野伸二氏がFOOTBALL ZONE YouTubeで対談した
北中米ワールドカップ(W杯)の開幕まで2週間に迫っている。日本代表が初めて決勝トーナメントに進出したのは、2002年の日韓W杯。24年前に日本中を熱狂させた元日本代表FW鈴木隆行氏と、同MF小野伸二氏の豪華対談が実現。日本サッカー界の歴史を塗り替えたベルギー戦の伝説のゴール裏話から、フィリップ・トルシエ監督の破天荒な素顔、そして当時の強固なチームワークの秘密まで、今だからこそ明かせる秘話を熱く語り合った。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)
【PR】ABEMA de DAZN、2/6開幕『明治安田Jリーグ百年構想リーグ』全試合生配信!毎節厳選6試合は無料!
◇ ◇ ◇
2002年の日韓W杯の初戦となったベルギー戦。0-1とリードを許した後半14分、小野氏が中盤からDFラインの背後に送ったロングパスに鈴木氏が反応。DFとGKの間でバウンドしたボールを体を投げ出してつま先で押し込んだ。あの日本中を包んだ熱狂は、2人が生んだゴールから始まった。
小野伸二(以降、小野)「俺が適当に蹴ったボールが……」
鈴木隆行(以降、鈴木)「そんなこと言ったら、俺が適当に足伸ばして(笑)。それで入ったみたいな」
小野「タイミングとして、ボールを受けた時にまだ隆行さんの動き出しも見ながら、とにかくディフェンスとキーパーの間に落とすようなボールを蹴りたいな、っていうのを考えていたと思います。まあ、あの瞬間なんで、もう今となってはあまり覚えてないですね(笑)」
鈴木「あそこにああいうボールを蹴るのは、たぶん日本で伸二しかいないと思う。あの感覚というのは。ただ、残念ながら感じてないです(笑)。ただもう追いかけただけ、ボールを」
小野「なんなら、隆行さんにとってちょっと不利な状況にまだいたと思うんですよね、僕がボールを蹴った瞬間は。あそこのバウンドするタイミングぐらいで入れ替わるわけで。逆に言ったら、あそこで足を伸ばして、あそこまで無理やり体を倒しながら決められるのも隆行さんぐらいしか逆にいないでしょ。ああやってやれる人いないと思う。無理が効くんですよ、本当に」
鈴木「いやいや。だからあれは本当にあそこにボールを、ああいうボールを蹴る人間がいないんですよ、絶対に。世の中に」
小野「でも隆行さんが決めてくれたから、これ『アシスト』ってつくんで。隆行さん様々ですよ、本当に。やっぱり決めてくれるから、そこが取り上げてもらえる。僕のボール、大したボールじゃないのに、ゴールに繋がることで『素晴らしいボール』に変換されるというか。そこはすごくゴールを決めてくれる人に感謝してます」
鈴木「もちろん今でも忘れられないゴールですけど、現役の時はあまり思い出さなかった。引退してから、結構仕事で色々言われた、W杯の時期になると、そういうシーンが出てきて思い出すようになって。現役の時は本当に、忘れてましたよ。だから、W杯の時期が来た時に『あれ、俺そういえばW杯出てたな』『あれ、俺そういえばゴール取ってたな』みたいな。引退してからよかったです、それで仕事もらえて(笑)」
2人が初めて代表で顔を合わせたのは、2001年のコンフェデレーションズカップ。当時の互いの第一印象は鮮烈なものだった。
小野「もう僕は、隆行さん来て『なんだこの、なんでもボール止めれちゃう人はと。相手が外国人相手でも構わず、本当に体が強くて、どんなボールも収めてくれるんで、めちゃくちゃ無理効く人だな』と思って。前にそういう人がいてくれるって、本当にやりやすいんですよ。攻撃の循環がスムーズに行くというか。そうやって収めてくれるだけで。それを『こんな人いるんだな日本人で』ってすごく思いましたね」
鈴木「優しいよね、もう(笑)。すごい褒めてくれるから、伸二って。大したことないのに。伸二はずっと今も昔も、会った時も一緒。もう本当に、『太陽』みたいな感じ。本当にニコニコして、ね。みんなにもこうフレンドリーに話して。サッカー界の太陽、みたいな感じ。周りを照らしてね。プレーは、もうスターを見てる感じですよ。本当に一番最初に代表に行った時なんて、間近でそのタッチとか見られたりして、感想も(一般の人と)同じですよ。『すげー、そんなことできんの!』『どうやんのそれ?』みたいな(笑)」
小野「とにかくなんかチームが明るくっていうか、楽しくサッカーやりたいし。チームはみんなが誰一人欠けることなく同じ方向を向かなきゃいけないと思うので。みんながやっぱり楽しんで、サッカーだけじゃなくて私生活も充実しないといけないんだなと、僕の中でやっぱり思ってたので。それはずっと心がけてはいました。別に、先輩だからとかで気を使ってというわけじゃなかったです」
鈴木「いや、もう上下関係なんてほとんどなかったね。3学年自分が上とかそういうの全くなくて。だからオンとオフでも、何も変わりないというか」
小野「それは先輩方がそうやって思ってくださってるから、僕らもやりやすいというか。そこがなんか『お前ら、俺上だぞ』ってなってたら、ちょっとギクシャクしちゃうかもしれないですけど、そういう人たちが多かったですね。すごく僕ら下の世代はありがたかったですよね」



















