J1移籍で苦悩「本当にヤバいなと」 鬱憤晴らす1G3A…宮市亮から「ネガティブになる必要ない」

東京V戦で1ゴール3アシストの近藤友喜【写真:長田洋平/アフロスポーツ】
東京V戦で1ゴール3アシストの近藤友喜【写真:長田洋平/アフロスポーツ】

近藤友喜が東京V戦で1ゴール3アシストの活躍

 自身にとっても、チームにとっても、鬱憤を晴らす一戦となった。明治安田J1百年構想リーグ最終節で、横浜F・マリノスは東京ヴェルディにアウェーで6-0の大勝。この試合で1得点3アシストと圧巻の活躍を見せたのが、ここまで結果を残せずに苦しんでいたFW近藤友喜だった。

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 均衡状態が続いていた前半25分、試合を動かしたのは横浜FMだった。東京Vの攻撃をしのぐと、自陣から一気にロングカウンターを発動。MF天野純は、スペースへ走り出す味方の動きを見逃さず、自陣からロングボールを送り込む。そのパスに抜け出した近藤は、持ち味のスピードでDFとの競り合いを制し、最後はGKマテウスとの1対1も冷静に沈めてネットを揺らした。

「カウンターで、ボールがパンと前にこぼれた時にルートが見えて『行けるな』と思いました。スピードを上げて相手の前にもうまく入れたので。(シュートを)打つまで長く感じたんですけど、冷静に流し込めて良かったかなと思います」と、近藤は待望の横浜FM初ゴールを振り返った。

 試合前に発表されるメンバー表には、選手名の横に今シーズンの出場試合数と得点数が記される。横浜FMは多くの選手が得点を挙げており、東京V戦でも先発11人中8人にゴール数が刻まれていた。そのなかで、近藤はGK朴一圭、DF角田涼太朗とともに“0”のままだった。

「このままゼロだったら、本当にヤバいなと思っていました。メンバー表を見ても(攻撃陣で)『オレだけゼロだな』と思っていたので、自分にもプレッシャーをかけていました」

 さらに、「町田戦やその前の千葉戦でも、ドリブルで相手を一人、二人剥がせたかというと、それもできていない。なんか自分がチームのブレーキになっているんじゃないかと感じていたんです」と、苦悩を明かした。

 そんな落ち込んでいた時に、近藤を支えたのはチームメイトだった。「ロッカーで宮市(亮)選手に『そんなネガティブになる必要はないよ』と声をかけてもらったり、谷村(海那)選手と井上(太聖)選手にご飯誘ってもらって、元気づけてもらいました」とやりとりを明かし、「仲良いんです」と笑った。

 Jの開幕カードでもあった伝統の東京Vとの試合で結果を出せたことに「これまで数字を出せずに苦しかったですが、それがこういう試合で出せて良かった」と近藤は喜びつつも「でも、こうやって1つ取れたからそれでOKじゃないし、継続できるかでプレーヤーの価値が決まると思うので、満足せずにやっていきたいと思います」と、気を引き締めた。

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