城福監督が謝罪「原因はすべて自分にあります」 ホームで屈辱の6失点惨敗「申し訳ない」

城福監督が敗戦の責任を負った
明治安田J1百年構想リーグにおいて、ホームの味の素スタジアムでは6勝2敗と好成績を収めていた東京ヴェルディだったが、5月24日の最終節では横浜F・マリノスに0−6と大敗を喫した。試合の入り自体は決して悪くなかったものの、前半25分にFW近藤友喜に先制ゴールを許してから歯車が狂い始め、失点を重ねていった。
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試合後の会見で城福浩監督は「サポーターには申し訳ない試合を見せたと思います。ブーイングも当然だと思います。そのブーイングのすべては自分が受け止めたい。今週の自分の準備が悪かった結果、このような試合結果にしてしまった。心の底からそう思っています」と、結果を真摯に受け止めて謝罪した。
そのうえで、「このチームが手放してはいけないものを手放した状態で試合をするとこうなると、今更ながら、あらためて深く、強く、感じられた試合でした。それのみが今日の収穫で、今日の試合結果そのものについて、原因はすべて自分にあります」と言葉を振り絞った。
ボールをうまく回収できなかった要因について、城福監督は「想定外も多少はあったと思いますが、そこではないと思います」と切り出し、「我々の目指すサッカー、手放してはいけないもの、我々のクオリティを勘違いさせた結果、ボールの奪いどころがない状況になったと思うし、ルーズボール(の競り合い)にもほとんど負けていた。ボールを持っても前に進めず、そこで引っかけられて失点する。これも含めて、僕が伝えた『クオリティ』の伝え方に問題があったと思います」と、準備段階でのアプローチを反省した。
この試合に向けて東京Vは、これまで以上にボールをつなぐことを重視していたという。しかし、その意識が強くなりすぎたことで、本来の土台を見失ってしまったのかもしれない。普段はミスの少なさでチームを支えるMF森田晃樹も、この試合では精彩を欠いた。
指揮官は森田について、「答えになっていないかもしれませんが、我々は一人ひとりの個性を大事にしながらも、チームとして絶対にリーグのなかで最高レベルのものを見せないといけない部分がある。それでギリギリ勝ち点を積み上げてきたはず。少し違うアプローチをした途端に、我々の今の力が出た」と説明。そして、クラブが失ってはいけない根本の部分について、あらためて言及した。
「我々は今まで、決して楽に勝ち点を稼いできたわけじゃない。局面で頭を使いながら戦い、誰も気付かないところでハードワークをして、勝ち点を積み上げてきた。誰も気づかず、動かなければ、こういう結果になるんです。ヴェルディのハードワークっていうのは、見に来ているお客さんが誰も気づかないタイミングで、そのエリアで一歩二歩の準備、1秒2秒早い準備をしなければいけない。その準備がなければ、局面の戦いでも簡単にこういう結果になる」
最終節で屈辱的な敗戦を喫し、大ブーイングを浴びた東京V。今節の結果で順位を5位に落としたが、この一戦で浮き彫りになった課題を修正し、プレーオフで巻き返せるか。その真価が問われる。
(河合 拓 / Taku Kawai)


















