問題行動で大乱闘を招いたオスカル 8試合出場停止と65万円の罰金処分が決定

オスカルが広州富力戦で至近距離からボールぶつけて乱闘に発展、潔白を主張も処分

 中国1部の上海上港でプレーするブラジル代表MFオスカルは、18日に行われた広州富力との一戦で相手選手に至近距離からボールをぶつけ、両軍入り乱れる大乱闘を結果的に招く形となった。その問題行為に対して試合では警告が出なかったものの、中国サッカー協会から8試合の出場停止と罰金処分が下されたことが分かった。

 事件が起きたのは前半アディショナルタイム。オスカルは2人の相手選手に対して至近距離から強烈なインステップキックでボールを蹴って当てるまさかの行為に出た。これに激怒した広州富力の選手が後ろを向いたオスカルを押し倒すと、その後は両軍入り乱れての大乱闘が勃発。ピッチ上は一時騒然となった。

 この騒動について、オスカルは「僕が相手をリスペクトしていないだって? そんなのは馬鹿げている。僕はすごくプロフェッショナルな選手だ。フェアプレー精神をかなり尊重しているんだ」と潔白を主張。しかし、英紙「デイリー・メール」のツイッターは元チェルシーの名手に対して、8試合の出場停止と4625万ポンド(約65万円)の罰金処分が下されたと速報した。

 蛮行を働いたオスカルはかつてプレーしたイングランドメディアからも批判を受けていた。同じくメール紙のツイッターでは、オスカルが週給40万ポンド(約5600万円)を受け取っていることを引き合いに出し、「オスカルは(罰金の)4625万ポンドをわずか2時間で稼ぐ……」とも指摘されている。

 期待の助っ人として移籍金6000万ユーロ(約74億円)で中国リーグに参戦したオスカルだが、まさかの蛮行でチームに迷惑をかけることになってしまった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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