人口55万人の島国が挑む初の大舞台 未知なるダークホースは波乱を起こせるか|カーボベルデ

カーボベルデのテルモ・アルカンジョ【写真:ロイター】
カーボベルデのテルモ・アルカンジョ【写真:ロイター】

W杯初出場のカーボベルデ、未知なるダークホースが世界に挑む

 北中米共催ワールドカップ(W杯)の中でも未知なるチームの1つが、アフリカから初出場するカーボベルデ代表だ。

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 カーボベルデは西アフリカのセネガルやモーリタニアの沖合にある火山島からなる島国で人口は約55万人。1975年にポルトガルから独立しているが、公用語は今もポルトガル語となっている。2002年日韓W杯への予選から参加の記録が残り、初出場を果たした。

 グループHはFIFAランキング2位のスペインを筆頭に、ウルグアイ(17位)、サウジアラビア(61位)、初出場のカーボベルデ(69位)が入る。こうした前評判になっているものの戦績を見ると、ここ4年間で欧州や南米の主要国と国際親善試合を行ったことがほとんどなく、なかなか実態を掴みづらいところがあるとも言える。ある意味では、本物のダークホースでありアウトサイダーと言えるだろう。

 今大会に向けたアフリカ予選では、出場の常連国であるカメルーンと同組に入り初戦のアウェーゲームを落としたものの、その後は安定した戦いでホームでのリターンマッチには勝利。10試合を7勝2分1敗で乗り切り首位で終えて、初のW杯出場を勝ち取った。しかし、その間に行われたアフリカ・ネーションズカップの予選ではエジプトなどと同組に入ったリーグ戦を最下位で終えて本大会出場を逃すなど、なかなか掴みどころのない戦績が残っている。

 そうしたチームの中でも欧州で頭角を現す存在はいる。今季にポルトガル1部エストレラに加入し、ジョゼ・モウリーニョ監督が率いた名門ベンフィカで価値を高め、トルコ1部トラブゾンスポルに移籍をしたDFシドニー・ロペスや、ポルトガル1部ヴィトーリア・ギマラインスのFWテルモ・アルカンジョが挙げられる。

 トルコ1部トラブゾンスポルで主力のDFワグナー・ピナは本大会でチームの中核をなすだろう。今年3月の国際親善試合フィンランド戦には、フランスの名門パリ・サンジェルマンの下部組織に所属する18歳FWファビオ・ドミンゴスが選出されたが、W杯ではメンバー外に。スパルタ・ロッテルダムで今季26試合に出場したMFアヨニ・サントスもメンバー入りできなかった。

 大会初戦ではいきなり優勝候補のスペインと対戦するだけに、相手の実力と大舞台の雰囲気にのまれないことが重要だろう。第2戦ではウルグアイと対戦するが、今大会は48チームに拡大されたことで3位でも決勝トーナメント進出の可能性がある。2連敗で終えたとしてもサウジアラビアとの最終戦に希望が残るだけに、開幕2試合で大差はつけられたくないところだ。とはいえ、初出場の勢いに乗った姿も期待されるだけに初戦がどのようなものになるか興味深い。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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