準優勝3度の強豪が悲願の世界初制覇へ 日本とW杯で再対決…34歳DFリーダー統率の堅守で頂点狙う|オランダ

オランダ代表の守備を統率するファン・ダイク【写真:アフロ】
オランダ代表の守備を統率するファン・ダイク【写真:アフロ】

ロナルド・クーマン監督が率いるオランダ代表…堅守を支えるフィルジル・ファン・ダイクに注目

 2大会連続12度目のワールドカップ(W杯)出場のオランダは、今大会で悲願の初優勝を狙う。これまで1974年ドイツ大会、1978年アルゼンチン大会、2010年南アフリカ大会で3度準優勝とあと一歩届かなかった。シルバーコレクターという汚名を返上するため、ワールドクラスの選手たちを揃えて北中米大会に挑む。

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 FIFAランキング7位のオランダは、日本(18位)、スウェーデン(38位)、チュニジア(44位)と争うグループFに入った。このグループではランキング最上位であり、首位突破の最有力候補と目されている。日本との対戦成績は2勝1分と負けなしだが、2009年9月の親善試合で3-0、2010年南アフリカ大会グループステージ(GS)で1-0、2013年の親善試合で2-2と、試合を重ねるごとに差を詰められている。さらに日本は2022年カタール大会でスペイン、ドイツを破り、ブラジル、イングランドとの親善試合で勝利してきた。アジアの雄とのW杯再対決は、世界から注目を浴びている。

 同代表を率いるロナルド・クーマン監督は、2023年に2度目となる指揮官就任から21勝8分9敗とまずまずの成績を残している。2025年6月に行われたW杯欧州予選フィンランド戦から直近10試合無敗(7勝3分)と好調を維持。今大会欧州予選GSではポーランド、フィンランド、マルタ、リトアニアのグループで6勝2分でW杯行きの切符を掴み取った。規律に基づいた堅固なディフェンスラインでブロックを固め、素早い速攻で仕留める手堅い戦いを見せてきた。世界の祭典でも堅実な戦い方で頂点を狙う。

 堅実な守備を売りにするオランダ守備陣のディフェンスリーダーは、イングランド1部リバプールのDFフィルジル・ファン・ダイクが務める。34歳とベテランながら足の速いアタッカー相手でも封殺するスピードを持ち合わせ、優れた跳躍力により空中戦で無類の強さを見せつけてきた。経験から裏打ちされたカバーリングやコーチングでディフェンスラインを牽引する。

 前線の注目選手は、ブラジル1部コリンチャンスのFWメンフィス・デパイだ。代表通算108試合55得点と、同代表最多得点記録を更新している。クラブシーンでは欧州から離れたが、持ち前の技術の高さと突破力でブラジルでも存在感を見せている。さらにイタリア1部ローマのFWドニエル・マレンは現所属クラブに今季途中加入ながら、リーグ戦18試合14得点でセリエA得点ランキング2位に入る活躍を見せている。これまで数々のチャンスメイクを見せてきたイングランド1部トッテナムのMFシャビ・シモンズが負傷により選外となったが、豊富なタレントがいる同代表の隙は見当たらない。

 かつてトータルフットボールで世界を席巻したオレンジ軍団は、華やかではない堅実なスタイルで今大会に臨む。同代表お馴染みの華麗なパスワークや、派手なサイド突破はあまり見られなくなったが、悲願の世界制覇を果たすために実利を優先する。日本との再対決も含め、オランダの動向から目が離せない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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