日本代表と名勝負の試合巧者 粘り強い堅守と試合運びは健在…南米の“曲者”が番狂わせ狙う|パラグアイ

パラグアイのディエゴ・ゴメス【写真:アフロ】
パラグアイのディエゴ・ゴメス【写真:アフロ】

グスタボ・アルファロ監督が率いるパラグアイ代表…大黒柱ディエゴ・ゴメスに期待

 パラグアイは4大会ぶりにワールドカップ(W杯)出場を決めた。タイトな守備と激しいデュエルを持ち味とする南米の“曲者”に、日本代表も2010年南アフリカ大会で苦杯をなめた。2010年大会以降は大陸予選で足踏みしていたが、出場を決めた北中米大会で4大会ぶりのグループステージ突破を狙う。

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 現在FIFAランキング40位のパラグアイは、グループDに入った。同組となった開催国のアメリカは16位、トルコが22位、オーストラリアが27位とランキング順位では後塵を拝している。それでも今大会南米予選で前大会覇者のアルゼンチンを1-0で破り、王国ブラジルにも1-0で勝利して6位で予選突破を果たした。順位以上の秘めた力は侮れない。

 イングランド1部ブライトンで日本代表MF三笘薫とともに攻撃を牽引するMFディエゴ・ゴメスがチームの中心選手だ。185センチの長身を感じさせない機敏なプレーが持ち味であり、ゴール前に顔を出す推進力も備えている。パラグアイ代表では4-3-3のセンターハーフで存在感を見せている。4月18日に開催されたリーグ戦第33節トッテナム戦で左膝を負傷したが、5月17日に開催されたリーグ戦第37節リーズ・ユナイテッド戦で後半20分に途中出場で復帰した。膝のコンディションに不安はあるが、パラグアイの大黒柱としてチームを支えるだろう。

“試合巧者”と評される堅守を生かした試合運びは健在だ。イングランド1部サンダーランドのDFオマル・アルデレーテを筆頭に、ロシア1部ディナモ・モスクワのDFフアン・カセレスなど実力者がそろっている。本大会ストレートインの6位で南米予選を突破したチームは、18試合を14得点10失点と優れた守備力で勝ち上がった。

 一方で攻撃陣の得点力が懸念材料となっている。フランス1部ストラスブールのMFフリオ・エンシソが、本職とは異なる最前線でのプレーを強いられている。イタリア1部クレモネーゼのFWアントニオ・サナブリアがセンターフォワードの本命であるものの、ややパンチ力不足なのは否めない。チームは得点力を向上するため、最適な組み合わせを探っている状況だ。

 チームを率いるアルゼンチン人のグスタボ・アルファロ監督は、エクアドル代表を2022年カタール大会出場へと導いた経験豊富な指揮官だ。前大会では開催国カタールに勝利し、強豪オランダと引き分けたものの、最終戦でセネガルに敗れてグループステージ敗退となった。長らくW杯から遠ざかっていたチームは、国際大会の経験不足が懸念されているが、前大会を知る指揮官の経験値で補いたい。

 過去の最高成績は2010年南アフリカ大会決勝トーナメント1回戦で、日本をPK戦の末に撃破したベスト8だ。W杯で繰り広げた日本との名勝負から4大会も遠ざかっていたが、曲者ぶりは今なお健在だ。粘り強く戦う伝統的なスタイルで番狂わせを狙う。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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