佐藤龍之介と「いいコンビ」 数字に現れた変化…ヒアンが叩き出した圧巻の「35.2」

マルセロ・ヒアンが東京ダービーに向けて意気込み
昨季サガン鳥栖からFC東京に期限付き移籍で加入し、今季から完全移籍に切り替わったFWマルセロ・ヒアン。背番号も「9」に変更し、明治安田J1リーグで13試合5ゴール4アシストと攻撃を牽引する青赤のエースに、好調の理由を聞いた。(FOOTBALL ZONE編集部・上原拓真/全2回の第1回)
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エースの風格を漂わせ始めた。ヒアンは明治安田J1リーグで13試合5ゴール4アシストを記録し、現在2位につけるチームの攻撃を牽引。スピードを生かしたカウンターの起点となり、ボールをつなぐ場面でも細かな動きで味方を活かすなど、随所で存在感を示している。
昨季は負傷に苦しんだが、今季はコンディションも良好。ヒアンは「チームの成績が非常に良く、私も含めてチーム全体でいい数字が出ている」と、あくまでチームあってこその成績だと強調する。
「去年は自分自身の怪我もあり、苦しい時期が続きました。今季はチームの成績が良く、選手たちの調子もいい。そのなかで自然とチャンスが増えていて、自分のゴールやアシストも増えているのかなと思います。非常に連携が良く、チームの状況が良いことにつながっていると思います」
なかでも、2トップを組む19歳の日本代表MF佐藤龍之介とのコンビネーションは日に日に精度を増している。第12節の水戸ホーリーホック戦と第13節の柏レイソル戦では、ヒアンのアシストから佐藤がゴール。昨季までは強引にシュートを放つ場面も多かったが、今季はアシスト数にも変化が表れている。ゴールを重ねていることで、心にも余裕が生まれてきた。
「彼(佐藤)だけではないのですが、試合の流れによって、その時に一番良い選択をすることを常に考えています。アシストも含めて、自分が運んだ時に龍之介が良い位置にいれば、もちろんパスを出します。誰が点を取ってもチームに貢献することが大事だと思っていますし、二人で良いコミュニケーションも取れています。良いコンビネーションが生まれていると思います」
ゴールやアシストだけでなく、トップスピードでも高い数値を記録。リーグ2位となる「35.2キロ」を叩き出した。カウンターの場面で迫力を与えるだけでなく、前線からの守備にも勢いが増す。
「自分のスピードは自分でも分かっていますし、それを活かしたいと思っています。それがゲームの中で活きるのが一番良いと思っています」
前節のジェフユナイテッド千葉戦では0-3で敗れたが、10日には東京ヴェルディとの大一番が待っている。首位を走る鹿島アントラーズとの勝ち点差は5に広がり、東京ダービーの結果次第では優勝争いから大きく後退する可能性もある。ヒアンも、この試合が持つ意味をしっかりと受け止めている。
「誰もがこの東京ダービーに出たいという気持ちを持ちながら練習していると思います。もちろん私も含めて、みんなが出たいと思っていますし、多くの人が注目しているなかで結果を出せれば、知名度も上がる。みんながそう感じていると思います」
0-3と敗れた千葉戦の試合後、スタジアムに響いたのはファン・サポーターの力強い声援だった。「ヴェルディだけには負けられない 俺たちの力見せてやろうぜ」。サポーターの思いを背負い、青赤のエースが東京ダービーに挑む。
(FOOTBALL ZONE編集部・上原拓真 / Takuma Uehara)






















