代表OBも驚愕「コンマ何秒で判断」 終了間際に…チーム救うスーパープレーに「これは凄い」

パルマの鈴木彩艶【写真:アフロ】
パルマの鈴木彩艶【写真:アフロ】

【専門家の目|太田宏介】パルマGK鈴木彩艶がスーパーセーブ

 イタリア1部パルマの日本代表GK鈴木彩艶は現地時間4月18日に行われたセリエA第33節ウディネーゼ戦に先発出場し、アウェーで1-0の完封勝利に貢献。終了間際にはスーパーセーブでチームを救ったが、元日本代表DF太田宏介氏が凄さを語った。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)

【PR】ABEMA de DAZN、2/6開幕『明治安田Jリーグ百年構想リーグ』全試合生配信!毎節厳選6試合は無料!

 ◇   ◇   ◇

「これは凄い」と太田氏が感嘆したプレーは、パルマが1-0とリードで迎えた後半アディショナルタイムに訪れた。アディショナルタイムも残り30秒を切った場面、こぼれ球が相手に流れると、ゴール左からウディネーゼMF二コロ・ザニオーロにシュートを打たれる。しかしこれを鈴木が指先でわずかに触り、ボールはゴールを外れピンチをしのいだ。

「これ失点していたら勝ち点が1になっている。本当に指先だけですよね。シュートスピードはそこまでないですけど、嫌なバウンドをしている。だからこのバウンドを0コンマ何秒で判断して、しっかりと待って見極めてセーブ。これでチームの勝利を呼び込むことに結果的につながりました」

 鈴木は試合を通して安定したプレーを披露し、1-0の勝利に貢献。チームは残留争いをしているなかで、貴重な勝利を手にしている。さらに太田氏は鈴木の他のプレーにも注目した。

「このシーンだけではなく、特に終盤のところのクロス対応はやっぱり素晴らしいなと。代表戦でもそうですけど、一番ゴールの砦となる中で、ものすごく存在感が日に日に大きくなっている。何より日本は空中戦でやられることが多かったじゃないですか。セリエAという守備の組織であったり、戦術的に戦う特殊なリーグで安定して試合に出場して、かつそこでもシュートストップとともに、抜群の反応を見せて、非常にヨーロッパでの評価も高まってると思います。まさしく勝ち点を取れる守護神ですよね。まだまだ23歳と若いですけど、とはいえ経験は豊富でベルギーでもセリエAでもこれだけ安定して出場している点はこれまでの代表キーパーでもないところなので、楽しみですね」

 国内では出場機会に恵まれなかった鈴木だが、シント=トロイデン、そしてパルマで2シーズン目を迎える今季は、より安定感を増している。W杯本大会でも日本の守護神としてのプレーに期待したい。

page1 page2

太田宏介

太田宏介(おおた・こうすけ)/1987年7月23日生まれ。東京都出身。FC町田―麻布大学附属渕野辺高―横浜FC―清水エスパルス―FC東京―フィテッセ(オランダ)―FC東京―名古屋―パース・グローリー(オーストラリア)―町田。Jリーグ通算348試合11得点、日本代表通算7試合0得点。左足から繰り出す高精度のキックで、攻撃的サイドバックとして活躍した。明るいキャラクターと豊富な経験を生かし、引退後は出身地のJクラブ町田のアンバサダーに就任。全国各地で無償のサッカー教室を開校するなど、現在は事業を通しサッカー界への“恩返し”を行っている。

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング