韓国代表の後任監督に元肉体派MFが浮上 かつてマラドーナ氏が「テコンドーサッカー」と揶揄も

今回実現すれば自身三度目の代表監督就任

 アジアカップを含む大陸別大会指導経験者、ワールドカップ予選指導経験者、ワールドカップ16強進出経験者、クラブでの指導歴、教育者としての適正、66歳未満、英会話能力、即時契約可能な状況、という8つが当時の選出基準として発表されたという。これをホ・ジョンム氏は満たしていると評価されている。

 ホ・ジョンム氏は1998年から2000年、そして07年から10年まで韓国代表を率いた経験を持つ。2010年W杯ワールドカップ南アフリカ大会では決勝トーナメント進出に導いた実績を残し、今回実現すれば自身三度目の韓国代表監督となる。

 現役時代にMFだったホ・ジョンム氏はハードマークから「珍島犬」との異名も付けられた。1986年W杯アルゼンチン戦ではマラドーナのマーカーを務め、激しいファウルを繰り出した。

 「確かに、ホ・ジョンムのことはよく覚えているよ」

 「あいつらはテコンドーを仕掛けてきた。我々に対してフットボールをしてこなかったんだ」

 10年W杯でアルゼンチン代表を率いて韓国と戦ったマラドーナ氏は英紙テレグラフによると、こう嫌悪感を示したという。伝説の天才を嫌がらせたテコンドーサッカーで、危険水域の韓国代表をホ・ジョンム氏は救うことになるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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