チームは優勝争いも…複雑胸中「自分は応援するだけ」 募った悔しさ「割り切るしか」

鹿島の師岡柊生「仲間がいたのでここまで来れたかなというのはあります」
鹿島アントラーズは4月12日、J1百年構想リーグ第10節で川崎フロンターレに2-0で勝利した。前半の苦しい時間を凌ぐと、後半に相手の隙を突いて2ゴール。ここで、鬼木達監督は大怪我から復帰したMF師岡柊生をピッチに送り込んだ。約1年ぶりの公式戦出場に、アウェーゴール裏から大きな拍手が送られた。
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「ゴール前に行ったらシュートを打つというのは、あらかじめ決めていたので。打てて良かったですけど、やっぱり決めたかったです」
後半アディショナルタイム、FWレオ・セアラとの交代で途中出場を果たした師岡。昨年4月20日のファジアーノ岡山戦で左アキレス腱を断裂して以来、約1年ぶりのピッチに立った。すると、約2分後にはペナルティエリア手前から右足で豪快なミドルシュート。惜しくも相手GKに阻まれたものの、CKを獲得した。
「メンタル的にも難しかったと思うんですけど、(安西)幸輝くんだったり、(関川)郁万だったり、仲間がいたのでここまで来れたかなというのはあります」
師岡が離脱している間に、鹿島は9年ぶりのリーグ優勝を飾った。「悔しかったですけど、自分はその場には立てない。ただ応援するだけでしたし、もう割り切るしかなかったので」。複雑な思いは持ちながらも、「最後、優勝してくれて本当に良かったです」とチームメイトに感謝した。
ピッチに送り出した鬼木監督も、「率直に嬉しいというのが感想ですね。何が嬉しいかと言ったら、やっぱりサッカーを楽しむ姿。それがやっぱりいいですね」と試合後の会見で言及。復帰までの苦しかった道のりを労った。
安西、関川に続いて師岡も復帰したことで、役者が揃ってきた鹿島。第10節を終えた段階で、1試合消化の多い2位のFC東京に勝ち点3差で首位を快走している。レギュラー争いもますます激しくなるが、今度は復帰組も含めてシャーレを掲げたい。
(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)





















