「いつも以上のものが出る選手も…」 優勝チームはドイツ遠征…15回目を迎えた育成年代大会の意義

WEリーグの強豪である浦和とINACの下部組織も熱戦を繰り広げた【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
WEリーグの強豪である浦和とINACの下部組織も熱戦を繰り広げた【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

「コパ・トレーロス2026」女子U-15カテゴリーで国内有力チームが切磋琢磨

 今年で15回目を迎える育成年代の国際大会「コパ・トレーロス2026」が、3月末から4月上旬にかけて開催された。女子U-15のカテゴリーでは、WEリーグやなでしこリーグの下部組織も数多く出場して熱戦が繰り広げられた。

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 グループリーグは4月1日と2日にレッズランドと清瀬内山運動公園で行われた。A組とB組の試合はレッズランドで行われ、B組では三菱重工浦和レッズレディースジュニアユースとINAC神戸レオネッサテゾーロといった、WEリーグで優勝争いをするクラブの下部組織同士が対戦するカードも。40分1本のゲームで、INACが鮮やかなミドルシュートで先制すると、浦和の攻撃をしのいで1-0で勝利を収めている。

 浦和は主力の多くがシンガポール遠征中で、新2年生を中心に臨んだ。西谷冬樹監督は「彼女たちのレベルを引き上げる目的もあります。シーズンが始まる前のところで、自分たちの現在地を確認できるいい大会だと思っています。勝負にこだわるなら、細かいところもこだわらないといけませんが、いろんな対戦相手と試合をすることによって見えてくるものもあります」と話す。

 公式戦ではないものの大会であり、各チームはユニフォームを着用してクラブのエンブレムをつけて戦う。そして、株式会社ファンルーツが主催する今大会では、女子U-15の優勝チームはドイツのデュッセルドルフで開催される『POWER CUP』という国際大会に招待される。西谷監督は「大会の方が雰囲気をすごく出してくれているので、いつも以上のものが出ている選手もいます。まだ足りない選手もいるんですけど、この雰囲気が彼女たちのモチベーションにも繋がって、いいプレーが多く見られるケースはありますね」とも語っていた。

 また、A組にはサンフレッチェ広島レジーナジュニアユースが参加していた。地域的に近隣にWEリーグのクラブがないこともあり、木村翔監督は「広島で活動させてもらっていて、中学生年代だとこういうチームと対戦できる機会がそんなになくて。やっぱり個人個人の技術が高いですし、その相手に対して普段の我々が取り組んでいることをチャレンジさせていただける場だなと感じています」と明かす。

 会場がレッズランドだったこともあり、試合の間隔があるタイミングでは、大会で使用しないコートで浦和と広島が練習試合をする姿もあった。木村監督は「すごく貴重な機会で、勝ち負けよりも、自分たちの良さがどれぐらい通用するか。レッズさんの1年生とやらせてもらったんですけど、下の学年でも圧倒されてしまうこともありますし、本当に学びになります」と話していた。

 接戦のゲームが多い中でも各チームは交代を積極的に行い、新学年へと切り替わってシーズンがスタートする時期の機会を有効活用しようという姿も目立った。2010年の立ち上げからカテゴリーを拡大し、海外チームも招待しながら行われている大会は、各クラブにとっても有意義なものになっている。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)

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