日本人の振る舞いは「学びであり、実践したい」 来日した豪州監督、大会で目撃した光景に感銘

女子U-15のカテゴリーに豪州・アダムスタウンが参加
今年で15回目を迎える育成年代の国際大会「コパ・トレーロス2026」が、3月末から4月上旬にかけて開催された。2010年にスタートしたこの大会では、各カテゴリーに海外チームが招待され、JリーグやWEリーグの下部組織も数多く出場している。女子U-15のカテゴリーではオーストラリアのアダムスタウン・ローズバッドJFCが招待された。
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4月1日と2日にレッズランドで行われたグループリーグで、アダムスタウンは苦しい戦いを強いられた。ゴールキックをショートパスで始めようとするなど、マイボールを大切にプレーしようという意図こそ伝わるものの、日本のチームの素早いプレスの前に苦戦して前進できない場面が多かった。時にスペースに抜け出してスピードを生かそうとする場面もあったが、組織的なカバーリングに阻まれることが多く、なかなかゴール前まで進出できなかった。
グループリーグの戦いは5連敗となり、WEリーグのマイナビ仙台レディース下部組織と対戦したゲームは0-9と大敗だった。チームを率いるシェーン・ルイス監督は「非常にレベルの高いチームでした」としたうえで、「我々の視点から、この大会で課題に直面したことが最も学ぶべき点でした。私たちも懸命にやっていますが、日本のチームを相手にするのは簡単ではないんです。非常に集中力があり、監督からの指示にも忠実です。そして、彼女たちは一つひとつのプレーを最後まで諦めずにやるんです」と、その印象を明かした。
試合結果が厳しいものだった一方で、ルイス監督は「若い選手にとって国際的なサッカーを経験するのは常に素晴らしいことです。この遠征から多くを学ぶでしょうし、強いチームとの対戦は常に成長を促します。また、私たちにとって帰国した後に取り組むべき多くの課題を与えてくれました。日本の指導者たちの振る舞いも私たちにとっての学びであり、実践してみようと思うものです。この大会に参加した時間を楽しんでいますし、海外でサッカーをする機会を得られたことを嬉しく思いますよ」とコメント。来日して大会に参加した意義を語っている。
選手たちの保護者も来日して試合を見守る姿があり、日本チームの選手たちとの交流に笑顔を浮かべながら記念撮影などをしていた。「おまけと言えるくらいの」(ルイス監督)日本旅行もして帰国するそうだが、試合と試合の間の時間では、他の参加チームと交流する姿もあった。
サンフレッチェ広島レジーナジュニアユースの木村翔監督は「海外に行かないとなかなかできないことを、この大会で経験させてもらえているのは本当にありがたいことです」と感謝。そのうえで「対戦させていただいて、(選手たちは)終わった後も仲良くコミュニケーションして、写真も撮っていました。そういうことからいろいろと刺激を受け、サッカーだけでなくコミュニケーションを取りながら、いろいろな対戦相手と仲良くなりながら、それぞれの選手としても成長していってほしいです」と、こうした光景について話していた。
アダムスタウンは敗戦が続くなか、前向きな姿でプレーを続けていたのも印象的なチームだった。国際試合が実現したことは、結果に関係なく参加チームにとって大きな収穫となっている。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)
















