揺れる日本代表 3月の親善試合2試合は手倉森暫定監督も視野!?

暫定政権の誕生も視野に後任人事を進める

 大仁会長は、交渉を性急過ぎる余り、指導能力などに問題のある“外れ”を引くリスクを避けたい方針を明らかにしている。後任監督人事が3月までに決着しない場合、最もスムーズな人事としては、昨年から2016年リオデジャネイロ五輪を目指すU-21日本代表を率いる手倉森氏の暫定監督就任だろう。
 同氏は、アギーレ・ジャパンでもベンチに入ってきた。アジア杯などでチームと長期間を過ごし、代表選手ともコミュニケーションを取ってきた。日本代表のトレーニングなどのコンセプトや進め方も十分に把握している。
 また、3月という時間的なリミットを解除すれば、多くの候補者との面談や交渉も進めることができる。今回のアギーレ監督任命時にクリアできなかった身辺調査の時間的猶予も生まれる。暫定政権で当座を乗り切る可能性は決して少なくない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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