浦和の失点は「決定的なミス」 選手も吐露…露呈した”勝負弱さ”「隙が多いかなと」

浦和はホームで町田に敗れた
浦和レッズは3月22日のJ1百年構想リーグ第8節のFC町田ゼルビア戦に1-2で敗れた。PK戦を交えてだが3連敗となったが、1点差で競り負ける試合が続く勝負弱さが顔を出してしまっている。
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双方ともハイプレスと頭を越えるロングボールが多い展開になった中、先制点は町田に生まれた。浦和がビルドアップにプレスを受けると回避できずスローインを与え、そこから押し込まれた。4バックの大外にできるエリアを狙われて失点したが、マチェイ・スコルジャ監督は「ゾーン1の守備の中でストライカーの連携が不足したところでした。まず、ファーにクロスを上げさせてはいけない場面だと思います」と、この場面を「決定的なミスを犯して失点につながりました」と厳しくとらえた。
一方で前線の能力の高さからゴール前のチャンスを生み出す場面もあり、後半10分には自陣からスピードを上げて前進できた場面でMFマテウス・サヴィオに同点ゴールが生まれた。ここからどちらが勝利を得るかという中で、このゲームは浦和の交代が裏目に出た。サヴィオを中央に移してFW照内利和を左サイドに入れたが、指揮官が「本日の試合でサヴィオはウイングとして危険な場面を作っていましたが、守備の負担を考えての交代でした」としたものの、こちらのサイドから崩れてPKを与えて決勝ゴールを与えてしまった。
今季の浦和は昨季苦手にしていたアウェーの3連戦でスタートしたが、そこを2勝1PK負で乗り切って勝ち点7を得た。鹿島アントラーズに2-3で競り負けたが水戸ホーリーホックには勝利して5試合で勝ち点10とまずまずのスタートだった。しかし、そこから東京ヴェルディに0-1で敗れ、柏レイソルには1-1からPK負け、そして町田に競り負けた。勝利した3試合はいずれも2-0だったが、敗れたゲームはPK戦と1点差であり、際どいゲームをものにできない姿は目立ってしまっている。
前半のゴールを守り切られた東京V戦を除けば、3試合でラスト10分圏内の失点となり、得られるはずの勝ち点が減った。どちらに転んでもおかしくない試合を勝ち切れない印象を強める中で、MF柴戸海は「勝負弱いのは一つ言えると思うんですけど、隙が多いかなと。単純に疲れてきてから、それが強まる傾向にあると思う。ボールが切れた瞬間とか、そういう隙は多いと思いますし、今までのサッカー人生の中でもそれがあると、ああいう時間帯の失点は多かったかなと思います」と、現状について話す。
また、DF宮本優太は「このサッカーは出ている11人が90分走れるようなサッカーじゃないと僕は思っているので、途中から出てくる選手だったり、ポジションが変わった選手がどれだけクオリティを高くできるかというのは、この連戦をやって鍵になるなというのは改めて思った」と振り返る。柏戦では体力をうまく維持しながら戦えるかというテーマも生まれたが、勝負所でどのようにギアを上げられるかは、いかに先行逃げ切りが勝ちパターンのチームでも目を背け続けてはいられないものだろう。
柴戸は「今は本当にネガティブなイメージがこびりついてしまっているような感じで、最後に失点してしまうとか、先制点を取るけど勝ちきれないというネガティブなイメージがあるので、それに少し引っ張られる感はあると思います。ただ、それを一つ、本当に乗り越えることができれば、チームはガラッと変わると思います」とも話した。成功体験が次の成功体験を呼ぶ側面があるのは何事にも言えること。何か一つのキッカケを模索する浦和は、苦しみながら代表活動による中断期間を迎える。


















