半年遅れの殿堂式典…蘇る31年前の記憶 ”アジアの壁”が断言「ベスト16の壁は破れる」

井原正巳氏がレリーフ盾の贈呈式に出席した
元日本代表の井原正巳氏が、後輩たちにエールを送った。昨年8月に日本サッカー殿堂入りした井原氏は19日、千葉市内で殿堂掲額レリーフ盾の贈呈式に出席。W杯を目指す日本代表について「優勝を狙えるだけの最高のメンバーとスタッフが揃っている。ベスト16の壁は破れると思うし、より高みを目指してほしい」と活躍を願った。
【PR】ABEMA de DAZN、2/6開幕『明治安田Jリーグ百年構想リーグ』全試合生配信!毎節厳選6試合は無料!
昨年の贈呈式は9月に行われたが、韓国の水原三星ブルーウィングスでコーチをしていた井原氏は欠席。半年遅れの式を、日本代表英国遠征メンバー発表の前に行ったのは、同氏が「英国遠征」の歴史を作ったからだ。
今回の英国遠征では、31日にイングランド代表と聖地ウェンブリーで対戦する。日本代表が初めてこの聖地に立ったのが31年前の95年6月。イングランド代表を相手にFW三浦知良のCKから同点ゴールを決めたのが「アジアの壁」井原氏だった。
「当時はアウェーでAマッチが組めるようになったばかりで、イングランドの方も日本のサッカーは分からなかった」と当時を振り返りながら話し、「今は日本のサッカーも世界中に知られている」と30年間の成長に目を細めた。
試合ができるだけでも奇跡的だった初対戦は終盤にPKを決められて1-2と敗れたが「イングランドとスコットランドとの試合で、日本のサッカーファミリーにW杯で可能性がある、優勝を狙えると思える試合をしてほしい」と話した。
贈呈式では、直後に日本代表メンバー発表を控えた森保一監督(57)から花束を贈られた。日本代表時代にともに戦った同監督から「井原さんには、日本代表のキャプテンとして世界への扉を開いていただいた」と感謝を伝えられた。
昨シーズン限りで日本に戻り、現在は「充電中」という井原氏は「もうすぐ還暦を迎えますが、サッカーに対する情熱は衰えていません。日本サッカーの発展のために、少しでも貢献できるように精進していきます」と話していた。
荻島弘一
おぎしま・ひろかず/1960年生まれ。大学卒業後、日刊スポーツ新聞社に入社。スポーツ部記者として五輪競技を担当。サッカーは日本リーグ時代からJリーグ発足、日本代表などを取材する。同部デスク、出版社編集長を経て、06年から編集委員として現場に復帰。20年に同新聞社を退社。



















