ハリルJ復帰から2戦2発! 34歳の“申し子”今野「パスが来れば決められるなと…」

「もう少し攻撃に絡めれば良かったなと」

「まあ(倉田)秋の特徴は分かってるし、秋と話し合いながら、なんとか流れを変えられるようにしていました。どうやってボールを運ぶかという部分が今日の前半に関してはあまりうまくいってなかったので、秋とどうすれば運べるのかなっていう話はしました」

 今野の言葉通り、前半こそリズムをつかめなかった日本だが、MF乾貴士の投入、そしてFW本田圭佑のインサイドハーフ起用によって試合の流れを掌握した。それでも今野は「高い位置でボールを奪いたかったし、インサイドハーフをやらせてもらってるんで、もう少し攻撃に絡めれば良かったなと思います」と課題を口にした。

 3月のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選UAE戦では、2年ぶりに代表招集されるとアウェーでの大一番に先発起用され、縦横無尽の運動量とゴールで2-0勝利の立役者となった。その直後に左足小指の骨折が明らかになり代表とクラブで離脱を強いられたが、今回の代表連戦直前のタイミングで復帰。戦線復帰早々ながら、ハリルホジッチ監督も招集して即スタメンで起用するなど信頼度は高い。チームに欠かせぬキーマンとなったいぶし銀の34歳は、13日に中立地イランで開催されるW杯アジア最終予選のイラク戦で再び輝くことができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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