支配率9割で苦戦「すごく厳しかった」 代表監督も課題指摘「あっても良かったのかなと」

なでしこはチャイニーズ・タイペイに2-0で勝利
来年の女子ワールドカップ(W杯)へのアジア予選を兼ねた、女子アジアカップがオーストラリアで開幕。なでしこジャパン(日本女子代表)は3月4日の初戦で守備を固めるチャイニーズ・タイペイを相手に2-0で勝利した。このような戦術のチームとの対戦はこの先も予想される中、ニルス・ニールセン監督や選手たちは課題も話した。
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前半の立ち上がりから、常に日本はアタッキングサードにボールがあるような試合を展開した。それに対して相手は全員が撤退し、ペナルティーエリア内に9人が戻るような守り方も見せた。主将のMF長谷川唯が「チャンスは作れていたものの相手の人数が多く、シュートも跳ね返った」と振り返ったように、アジアサッカー連盟(AFC)の記録ではハーフタイム時点でボール保持率が90%を超え、シュートも19本放っていたが0-0での前半終了だった。
ハーフタイムに「素早いパス回しや動きをつけること、ニアゾーンを取ること、クロスに人数を掛けることを共有した」とDF高橋はなが話したように意思統一をした成果は後半16分に出た。高橋が2列目からゴール前に抜け出すMF谷川萌々子へのラストパスを合わせると、冷静なトラップから蹴り込んでの先制点になった。その後も攻め続けた日本は、アディショナルタイムにMF清家貴子が2点目を奪い勝利を得た。
長谷川は「初戦ということもあり相手の戦いもすごく厳しかったけど、しっかり勝って終われたので良かったと思います」と振り返り、真夏の南半球での戦いに「自分たちがやり続けた結果、相手のブロックに隙間もできてきた」と、前半からボディブローを放ち続けるような試合展開がゴールにつながったという実感を話した。
今大会は12チームの大会で3組に分かれたグループリーグは各組の2位以内と3位でも上位2チームに入れば準々決勝進出。8強のうち6チームが本大会への出場権を得て、2チームは大陸間プレーオフに回る。チャイニーズ・タイペイの立場になれば、日本戦に負けた場合でも得失点差の傷口を小さくする意味は大きい。ニルス・ニールセン監督は「もしかしたら2戦目も同じような試合になるかもしれない」と、生き残りを目指す対戦チームの考え方に理解を示した。
そのうえで「もう少し直接的にゴールを狙うような動きがあっても良かったのかなと思う」とコメントした。また、長谷川も「もっとミドルシュートを打つ形を作るとか突き詰めてやっていきたい」と、守備を固める相手が続くアジア予選ならでは難しさを打破するポイントを挙げた。
連日30度を超える猛暑の中で行われる大会だけに、出場メンバーのターンオーバー起用も必須。まずは初戦を白星で終えた日本は、本大会への出場権をステップに2大会ぶり3回目のアジア女王の座を狙う。
(FOOTBALL ZONE編集部)





















