ハリル監督、シリア戦は“仮想イラク”と明言 国内組の直前合流に「呼吸合わせる時間少ない」と不満

シリア戦に向けた前日会見に出席したハリル監督、選手たちのコンディションに言及

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は7日に控える国際親善試合シリア戦(東京スタジアム)に向けて、6日の前日記者会見に臨んだ。リーグ戦日程の影響で国内組のメンバーが4日夜の合流になったことに不満を覗かせつつ、負傷から復帰直後のMF今野泰幸(ガンバ大阪)の状況について自ら切り出すなど、コンディション面で注文をつけた。

 13日に行われるロシア・ワールドカップ最終予選、敵地イラク戦に勝利すれば、本大会出場権が大きく近づく大事な一戦となる。そのなかでハリル監督は「明日はテストとなる試合があるわけですけれども、6日後の試合に向けて準備のテストマッチです。お伝えしているように、イラクに少し似ているシリアというチームを選びました。アグレッシブさと強さの部分ですね」と“仮想イラク”としてシリア戦に臨むことを明言した。

 その一方で、今回招集した選手たちにはコンディションの差が大きく違うことが「すでに10日間くらい準備をしていますが、色々なグループに分かれました。ほぼ各個人が違うプログラムをこなした状況です。何人かは多くやり、何人かは少なくやったということですね。国内組は日曜日の夜遅く合流しました、残念ながら少し疲労回復のトレーニングができたくらいです」

 こう話した通り、5日の代表練習では4日にJリーグで試合出場したMF遠藤航とDF宇賀神友弥(ともに浦和レッズ)、DF三浦弦太にMF井手口陽介、MF倉田秋(ともにG大阪)と言ったメンバーが軽めの調整となった。それもあってハリル監督はまくしたてるようにこう続けている。

 

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