逆転ゴールも「もともと予定なかった」 城福監督の圧…伝えられた「使うからプレーで示せ」

東京Vが柏に勝利して2連勝スタート【写真:Getty Images】
東京Vが柏に勝利して2連勝スタート【写真:Getty Images】

福田湧矢が柏戦で決勝ゴールを決めた

 東京ヴェルディは2月15日、J1百年構想リーグ第2節で柏レイソルと対戦し、2−1の逆転勝利を収めた。後半アディショナルタイムに決勝ゴールを奪ったMF福田湧矢は、試合後に左足を引きずりながらミックスゾーンに現れたが、チームの開幕2連勝に貢献できたこともあり、明るい表情を見せた。

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 福田は後半13分、MF山見大登、DF吉田泰授とともに3人同時交代でピッチに送り込まれた。前半の東京Vは柏に圧倒され、城福浩監督も「もっと失点していてもおかしくなかった」と認める内容。それでもこの交代を機に流れは変わり、後半18分には福田が倒れて得たFKからFW染野唯月が同点ゴールを決めた。この場面で「ちょっとひねった感じです」と振り返った福田だが、後半アディショナルタイム2分には強烈なミドルシュートをゴールに突き刺し、チームを勝利へと導いた。

「迷わずに打った」という一撃について、福田は今季から使用されるボールに可能性を感じていたと明かす。「昔は(ミドルシュートを)持っていたんですけど、久しぶりに出せました。(今季から)ボールが変わったのですが、高校の時もこういう感じでめっちゃ変化するボールだったので、ああいうシュートをいっぱい打てていたんです。でも、去年までのボールは回転がかかりにくかったので。逆に今のボールはGKがかわいそうですけど、攻撃陣からしたら『あざっす』って感じです」と説明した。

 城福監督はキャンプから選手たちに徹底した走り込みを課してきた。しかし、福田は負傷の影響でそのメニューをこなしていない。指揮官は試合後、福田の起用について葛藤があったことを明かした。

「非常にハードな練習をしてきたなかで、彼は離脱をした。離脱は仕方がないのですが、ぶっつけ本番で彼を入れるかどうかは、僕の中でもかなり悩みました。一つは彼がエクスキューズなしにやれるか。もう一つは、あの走り込みを経ずして、このピッチに立たせていいのか。あれだけハードな練習をしてきたので、それをやれていない選手を立たせるべきかどうかは、僕の中でも一定のリスクがありました。そこはコーチングスタッフとも、本人とも、メディカルとも話をして、チーム全体としてゴーサインを出せる方向性を昨日一日でつくった。彼はよく期待に応えてくれたと思いますが、やれるようになるのであれば、これまでやってきたようなハードなトレーニングを、彼もこれから経てほしいと思います」(城福監督)

 2つのゴールに絡み、起用に応えた福田は「もともと(メンバーに)入る予定はなかったのですが、一昨日、(監督に)呼び出されて『行けるか?』『使いたいけど、使うからにはプレーで示せ』と、めっちゃ圧をかけられて(笑)。もう『はい!』『やったります!』と言うしかなかったですね(笑)。その圧も良かったです」と笑い、「手術した方の足だったので復帰に慎重になっていたのですが、ボスに『行け』と言われたので。(結果が出せたのは)ボスのおかげです」と、起用を決断した指揮官に感謝を口にした。

 ゴールが決まった瞬間については「去年、サポーターと一緒に苦しんだシーズンだったので。今年はこうして2連勝できて、去年の苦しさを一つ乗り越えられたという意味も含めて、サポーターと喜べたのが良かったです」と笑顔を見せた。

 途中出場の際にも、先発組の運動量が落ちていないと感じたという。「今、ヴェルディは死ぬほど走っているので。キャンプから今に至るまで、毎週、毎週、死ぬほど走っているので、すごく鍛えられていると思います。終盤まで戦える原動力になっていると思います。こう言うと走りが増えそうなのであまり言いたくないんですけど(笑)、それがちゃんと返ってきているなと感じますし、だから自分たちも歯を食いしばってやれています」と、城福監督が課す走り込みの重要性を実感している様子だった。

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