逸材19歳、J2移籍の決め手は「面白そう」 幼少期に憧れ…新監督は「目指すべき選手」

藤枝の永野修都「自分の成長のために、できる限り吸収して成長したい」
U-23アジアカップで掴んだ自信を胸に、新天地での一歩を踏み出した。藤枝MYFCのU-23日本代表DF永野修都は、2月8日にホームで行われた明治安田J2・J3百年構想リーグ第1節のFC岐阜戦にフル出場。チームは0-2で敗れたものの攻守で大きなインパクトを残し、「信頼して出してもらっていると思う」と語った。
新作『サカつく2026』をJクラブ社長2年目の細貝萌が体感 経営の醍醐味を体験できるリアルな世界観とは?
前半は試合を優勢に進めた藤枝だったが、同ATに不運なPKで失点。後半は相手のカウンターに苦戦して追加点を許した。「後半はなかなかうまくいかない場面が増えたなかで、自分たちで打開策を見出せずに最後までズルズル行ってしまった。そこはきょう出た課題」と語り、悔しさを滲ませながらも総括した。
昨季は所属先のFC東京からJ3のガイナーレ鳥取に期限付き移籍した永野。プロ1年目で副キャプテンを任され、リーグ戦31試合に出場した。今オフ、藤枝に期限付き移籍したが、U-23アジアカップに出場したため、新天地に合流したのは開幕の1週間前。ぶっつけ本番でフル出場を果たし、期待の高さが伺えた。
それでも、前半は3バックの右から積極的に攻撃参加。アシストにつながりそうな場面もあり、「自分のポジションのところから飛び出してチャンスを作る、というところは求められている部分ではあるので、ああいうチャンスをもっとより数多く増やしていけるようにしたいというふうに思います」と話した。
すでに霧島キャンプを打ち上げたチームに合流となり、「周りもチームとしてやってきているので、出遅れている部分はあった」と本音も。さらに、初対面でガツガツと行くのは得意ではないというが、「去年も鳥取で全く知らないなかでスタートしたので、そんなに不安な部分はなかった」と頼もしい限りだ。
なかでも親身にサポートしてくれたのが、槙野智章新監督だ。移籍先に藤枝を選んだのも、「槙野監督を含めスタッフ陣と話して、入りたいと思えたというのが決め手です」と明かす。「未知数な部分はありましたけど、やろうとしているサッカーを聞いて、面白そうだなというふうに感じました」と共感した。
19歳の永野は、槙野監督のプレーをテレビで見て育った世代。「浦和レッズもそうだし、日本代表でもプレーしているところは見ていました。自分が目指すべき選手であり、今監督なので。そこは自分の成長のために、できる限り吸収して成長したいなと思います」。幼少期の憧れの人に弟子入りするつもりだ。
すでにピッチ内外でコミュニケーションを取っており、「自分の能力であったりというところは信頼して出してもらっていると思っている」と永野。槙野監督も会見で「賢い選手ではあると思います。ユーティリティー性がある選手なので、今後が非常に楽しみ」と絶賛するなど、キープレイヤーになりそうだ。
U-23アジアカップで優勝に貢献した永野は、この大会で最もブレイクを果たした一人に違いない。2028年のロサンゼルス五輪、その後のA代表という期待も高まってくるが、「まずはこの藤枝で1試合1試合を積んでいって、日々、他の選手よりも成長することを考えてやっていきたい」と目の前だけを見ている。
一方、U-23日本代表での1か月を経て、さらに闘志にも火が付いた。「同年代の活躍というのは気にしていますし、自分にとっても刺激になる。そういった意味でも、同い年には負けないという気持ちはあるので、そこは意識してやっています」。2006年生まれ世代を引っ張っていくくらいの成長を示していく。
藤枝への期限付き移籍期間は、百年構想リーグ後の今年6月30日まで。その後はFC東京で活躍し、世界へはばたいていくかもしれない。だが、「まずこの藤枝で、試合にまずしっかり絡んで成長してというところの先に、海外とかがあると思っています」と永野。大きな夢の足がかりになる半年にしていきたい。
(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)





















