“助っ人”として海外でプレーする意味 タイで戦う日本人DFが語る1試合の重み

在籍2年半、チームで最も古株の助っ人に

 青山は日本での凱旋試合の、あまりに残酷な結末に落胆の色を見せた。助っ人として海外でプレーするということは、1試合1試合が勝負であることを改めて痛感させられた。その結果、30日に行われた等々力での第2戦、1-4と大差で敗戦したチームをベンチから眺めることになった。

 それでも青山は「1年で退団するケースもすごく多い環境のなかで、自分はもう2年半もいて、いつの間にか在籍している助っ人外国人で一番長い選手になった。やっていくだけ」と前を向いた。言葉も文化も異なる環境下でピッチに立ち続けることには、多くの困難が伴うものだが、それを乗り越えて得られる達成感は、日本では決して経験できるものではないようだ。

【了】

城福達也●文 text by Tatsuya Jofuku

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty

 

 

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