J2最新市場価値が発表 1位は3.6億円の強力助っ人…日本人トップは2億超えの20歳逸材

トップに長崎MFマテウス・ジェズス
2025年シーズンのJ2リーグにおける選手の最新市場価値がドイツの移籍情報サイト「トランスファーマルクト」で発表された。U-20ワールドカップ(W杯)で活躍したRB大宮アルディージャのDF市原吏音には、150万ユーロ(約2億7000万円)の評価がされている。
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市原は昨年に大宮の下部組織からトップ昇格した。その1年目から試合への出場も重ねていたが、今季はリーグ29試合出場と主力で1シーズンを過ごし、さらにU-20W杯でも若き日本代表の最終ラインを担った。近い将来の海外移籍を予想する声もある有望株は、リーグ2位の市場価値とされ評価を大きく高めている。
市原より高く評価されているのは、V・ファーレン長崎のMFマテウス・ジェズスだった。リーグ38試合で19得点と2試合に1点のペースでゴールを量産して長崎をJ1復帰に導いた28歳のアタッカーが、市場価値200万ユーロ(約3億6000万円)でリーグ全体のトップに立っている。
外国人選手が全体的に上位では多い中、100万ユーロ(約1億8000万円)の価値がついた日本人選手は他に2人がいる。ベガルタ仙台のMF郷家友太は、青森山田高校からヴィッセル神戸に進んだキャリアの持ち主で、2023年に地元の宮城県にあるクラブの仙台に移籍して中心選手として活躍している。
また、今季のJ2優勝とJ1昇格を勝ち取った水戸ホーリーホックのMF齋藤俊輔も「大台」に乗った評価で、桐光学園高校から加入して2年目の今季はリーグ27試合8得点とチームの攻撃を支えた。市原と同じく、U-20W杯でも日本代表の一員として活躍したシーズンを送った。
9位までが100万ユーロの大台に乗った中で、ジュビロ磐田からはMFグスタボ・シルバが120万ユーロ(約2億2000万円)、DFリカルド・グラッサとFWマテウス・ペイショットが100万ユーロとブラジル人トリオが並んだ。大宮からはFWカプリーニ、ジェフユナイテッド千葉では得点試合の不敗神話も話題になったFWカルリーニョス・ジュニオが100万ユーロと評価されている。
こうしたトップランキングからは少し下になるが、いわきFC(FC東京から期限付き移籍)の21歳FW熊田直紀は75万ユーロ(約1億4000万円)と評価された。市原や齋藤と同様に2028年のロサンゼルス五輪を目指す世代では、サガン鳥栖の18歳MF新川志音とFC今治の20歳MF横山夢樹には70万ユーロ(約1億3000万円)の評価がついている。こうした若い世代のさらなる台頭にも注目だ。



















