なでしこ永里がシカゴ・レッドスターと契約 アメリカ初参戦に「ベストを尽くします」

昨季はフランクフルトでプレー、自身のツイッターに抱負綴る

 なでしこジャパンFW永里優季が、アメリカ女子リーグのシカゴ・レッドスターと契約したことが発表された。永里にとってアメリカでのプレーは初となる。

 永里は2009年夏まで下部組織から所属した日テレ・ベレーザでプレーし、リーグ優勝や得点王を獲得。その後は海外に活躍の場を移し、ドイツのポツダムでは女子ブンデスリーガ優勝に加え、日本人初の得点王も獲得。UEFA女子チャンピオンズリーグ優勝も果たしていた。その後はイングランドに渡ってチェルシーでプレーし、ここ2シーズンはドイツに戻ってヴォルフスブルクで女子ドイツ杯優勝、昨季はフランクフルトでプレーしていた。

 なでしこジャパンでは2011年女子ワールドカップ・ドイツ大会の優勝、翌12年ロンドン五輪銀メダル、15年女子ワールドカップ・カナダ大会準優勝の中心メンバーとして活躍してきた。

 永里は自身のツイッターを通じて「シカゴに加入できて本当に嬉しい。一緒にプレーできるのを待っています。ベストを尽くします」とコメントしている。

 リーグとクラブの方針により契約条件は明かされていないが、永里は5月31日にシカゴに到着するとされている。日本とドイツで数々のタイトルを獲得してきた永里だが、アメリカでのプレーはキャリア初となる。

 昨年、高倉麻子監督にバトンタッチしたなでしこジャパンでは、就任直後のアメリカ遠征でプレーしたのみだが、これまで132試合出場58ゴールの記録も残している。世代交代が進みつつあるなでしこジャパンの中で、アメリカ移籍を機に返り咲くことができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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