エース負傷退場の日本、ウルグアイに先制許す 緊急出場の久保が後半に輝きを放つか

小川が負傷退場する緊急事態、個人技で先制点を奪われる

 U-20ワールドカップ(W杯)韓国大会グループリーグ第2戦、日本対ウルグアイは試合序盤にエースFW小川航基が負傷退場。FW久保建英を緊急投入する事態となるなか、前半38分に失点を喫し、0-1で折り返した

 内山篤監督は南米強豪との一戦に向けて、ダブルボランチを南アフリカ戦から入れ替え、MF市丸瑞希とMF原輝綺を抜擢。また久保は2試合連続のベンチスタートとなった。

 試合は前半10分、日本がミスから大ピンチを招く。DF富安健洋のコントロールミスをデラクルスに奪われ、GK小島亨介と1対1に。デラクルスがシュートをゴール左に外したものの、一瞬も気も抜けない状況が続いた。

 そして同16分には小川がボールを奪いに行く際に左ひざを不自然な形でついてしまい、ピッチに倒れ込む。背番号9のエースは苦悶の表情を浮かべると、そのまま担架に乗せられて運ばれ、ピッチサイドで応急処置を受けたものの4分後に負傷交代。久保がスクランブルで投入されることになった。

 その後、日本は久保がドリブルでペナルティーエリア内に侵入する場面こそあったものの、膠着した展開となった。だが同38分、均衡が破られる。日本の左サイドを崩されると、最後はDF陣がFWスキアッパカッセの巧みなフェイントでかわされ、ゴール左隅に決められて先制を許した。

 アトレチコ・マドリードBに所属する18歳の憎いまでの冷静さで先手を取られた日本。果たしてエースを欠く状況の中で、後半に逆襲できるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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