優勝国を唯一破った日本代表 U-17W杯が閉幕…FIFA会長が総括「サッカーが勝利した」

ジャンニ・インファンティーノ会長「大会全体を通して素晴らしいものだった」
カタールで開催されたFIFA U-17ワールドカップは11月28日、ポルトガルが決勝でオーストリアを1-0で下し、初優勝を飾った。同大会は史上初めて48チームが参加する大規模な大会となった。
【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!
ハリーファ国際スタジアムで行われた決勝戦では3万8901人の観客が見守るなか、ポルトガルが初のU-17ワールドカップのタイトルを獲得。また3位決定戦では、イタリアがPK戦の末にブラジルを破った。
今大会はFIFA主催の大会として初めて48チームが出場し、過去最大規模となった。ドーハのアスパイア・ゾーンで計104試合が開催され、15日間にわたり19万7460人以上の観客が来場。唯一無二のお祭りのような雰囲気を作り出した。
過去に例のない集中開催形式により、観客は1日に最大8試合を観戦することが可能となり、世界各地の若い選手たちが交流を深め、主要クラブのスカウトが新たな才能を発掘することを可能にした。
FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は大会を総括。「48か国が104試合に参加した初のFIFA U-17ワールドカップであり、素晴らしい大会だった」とし、優勝したポルトガルには「ポルトガル、U-17の世界王者だ」と称えた。
さらに、「スリリングな決勝戦には約4万人が集まった。大会全体を通して素晴らしいものだった」と言及。「銀メダルのオーストリアと銅メダルのイタリア、そして4位のブラジルに祝福を送る。素晴らしい大会であり、カタールはいつもながら素晴らしいホストであり、サッカーが勝利した」と絶賛した。
また、現地組織委員会(LOC)のシェイク・ハマド・ビン・ハリーファ・アル・サーニ会長も、今大会がカタールのスポーツの歴史における新たな1ページであるとし、「U-17ワールドカップを初開催したことで、カタールは大会を新たな高みへと導き、組織において新たな基準を設定した」と大会を総括した。
今大会では計326ゴールが生まれ、オーストリアのヨハネス・モーザーが8ゴールで得点王に輝いた。日本は優勝したポルトガルに唯一の黒星をつけるなど健闘したが、準々決勝でオーストリアに敗れて史上最高タイのベスト8。なお、カタールは2029年まで、この大会の今後4回連続の開催地に決定している。
(FOOTBALL ZONE編集部)












