日本代表は「ダークホース」 開催国メディア評価…優勝を狙える「極めて重要な要素」

米メディアが日本をW杯のダークホースとして評価【写真:徳原隆元】
米メディアが日本をW杯のダークホースとして評価【写真:徳原隆元】

「ニューヨーク・ポスト」が日本を評価「団結力は極めて重要な要素だ」

 2026年の北中米ワールドカップ(W杯)の開幕が近づいている。現地時間12月5日にはいよいよ本大会の組分け抽選会が行わるなかで、アメリカメディアでは森保一監督率いる日本が「ダークホース」として取り上げられていた。

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 日本は今年3月、W杯アジア最終予選で史上最速となる3試合を残した時点で出場権を獲得。出場国を除いて世界最速での決定でもあった。初出場となった1998年フランスW杯から7大会連続7度目の出場となる。

 最新のFIFAランキングでは前回から1つ順位を上げて18位となった日本は、組分け抽選のポット2に入ることが確定した。過去最高成績のベスト16を超える期待が膨らんでいる。

 アメリカ「ニューヨーク・ポスト」は「日本は抽選会を前にベットすべきダークホースだ」と日本の快進撃を予想している。

 同メディアは優勝候補としてスペイン、それに続く有力国としてイングランド、フランス、アルゼンチン、ブラジル、ポルトガル、ドイツといった名を挙げたうえでまず「スーパースターのアーリング・ブラウト・ハーランドが率いるノルウェーが最も人気のダークホースだ」と7大会ぶりの出場を果たすノルウェーを注目国として取り上げた。

 それに続く形で日本の存在に着目。前回大会から森保監督が引き続き指揮を執り、組織力を武器に世界と戦う日本をノルウェーと並ぶ「ダークホース」としていた。

「サッカーの国際大会で成功を収めるには一貫性とアイデンティティーが鍵になる。特に強豪国のように豊富なタレントが揃っていなければなおさらだ。ラインナップが流動的になり、練習や試合、チームワークを上げるための時間は限られている。団結力は極めて重要な要素だ。その点は、過去2度のW杯サイクルにおいて日本がアジアで支配力を発揮してきた部分だ。森保監督は2019年からチームを率い、素晴らしいアイデンティティーをチームに植え付けてきた。選手の入れ替わりはあったが、哲学は一貫して変わらない。日本はアクセルを踏み、最後のホイッスルがなるまで止まることはないだろう」

 日本は前回のカタールW杯でドイツ代表とスペイン代表を撃破。今年10月の親善試合ではブラジル代表から史上初勝利を挙げるなど強豪国から白星を挙げてきた。それらの試合で見せた前線からのハイプレスは今や日本の大きな武器だ。記事でも「サムライブルーのハイテンポで慌ただしいスタイルはまるで自殺行為のようにも見えるが、選手それぞれが役割をよく理解し、機能している」と評されていた。

 抽選会前の現時点で現地ブックメーカーによる日本の優勝オッズは101倍となっている日本。海外メディアからも注目を集めるサムライは7度目となる大舞台で歴史を塗り替えることができるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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