森保監督が涙 恩師や同級生の死去明かす「天国におられる方にサッカー楽しんでもらえるよう」

ボリビア戦で国際Aマッチ100試合を迎える
森保一監督が11月17日、国立競技場で国際親善試合ボリビア戦に向けた公式会見に出席した。ボリビア戦で就任後、史上初の100試合を迎える指揮官は涙ながらに思いを明かした。
【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!
2018年9月に立ち上げ以降、コスタリカ戦(3-0)で初陣を飾ってここまで99試合。通算成績は68勝14分17敗(PK戦は引き分け)で勝率は約69パーセントに上る。カタール・ワールドカップ(W杯)ではドイツ、スペインを倒し、7年に及ぶ長期政権で積み上げてきた。
「私自身は数字にこだわってこの役割ポストにつかせていただいているかというと、そうでもないので、100試合はまだ日本のA代表ではやられている方がいないかと思うので、ありがたい思いで今はいます。
私自身は何か数字の目標で来ているというよりも、長期のビジョンというところで『2050年までに日本がW杯優勝する』という大きな夢と目標に向かって、どんな立場でもサッカーに携わる人間として何ができるか、日本サッカー界に何ができるかを考えて、かつ目の前のこと、全力を尽くすことをやってきて今がありますのでこれからも1日1日、1試合1試合に向けて前進していきたいと思います」
そのうえで森保監督が会見中に突如、涙を流した。今回の活動に入って、長崎日大高校時代の恩師・下田規貴監督や同級生が逝去したことを明かした。
「この活動に入って、今の私がある大きな大きな存在だった高校の恩師である下田先生が亡くなったり、同級生が亡くなったり、多くの大切な方が亡くなって悲しい思いをしてきました。高校時代を振り返った時にダメダメ人間で、何をやっても半人前の人間だったと思いますし、サッカーからも離れてしまおうとした時に温かく見守ってくださり、続けさせてくださった恩は一生忘れないです」
また、この日の午前中にサッカージャーナリストの六川亨氏が亡くなり、森保監督のもとにも連絡が届いた。
「闘病の末にお亡くなりになったということを聞きました。亨さんが最後言われた言葉はガーナ戦に勝ってよかったという言葉を言ってくださったと聞いています。亨さんのご逝去を悼み、ご冥福をお祈りしたいと思います。明日のボリビア戦も勝って、日本サッカーの発展とW杯優勝に向けての挑戦を楽しみ喜んで頂ければと思いますし、天国におられる方々にサッカーを楽しんでもらえるようにベストを尽くしていきたいと思います」
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)




















