バルサがカタール財団とのスポンサー契約を破棄も 「カタールに代わる選択肢を模索」

 

バルサ会長が明かす

 

 バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長がユニフォームのスポンサー契約を結んでいるカタール財団との契約を破棄する可能性を明らかにしている。英紙「ガーディアン」が報じている。

 27日、地元カタルーニャのラジオ局に出演したバルトメウ会長は「バルセロナはカタールに代わる選択肢を模索している」と明らかにしたという。同会長は「4年前は経済的な理由からサインした」と語ったが、契約破棄の理由については「他の社会的な問題」と説明している。

 2010年12月にバルサはそれまで“聖域”だったユニフォームに関して、胸スポンサーの契約を結んだ。年間3000万ユーロ(42億円)という巨額契約だったが、その後、カタールでは2022年ワールドカップ招致を巡る贈収賄疑惑が噴出。更にはワールドカップの会場建設を巡りネパールなどの外国人労働者が劣悪な環境下で酷使され、1日に1人以上の死者が出ていると欧州メディアで報じられるなどしており、クラブ側は石油国家にまつわるイメージの悪化を懸念しているようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング