欧州1部に現れた「傑出した日本人」 逸材21歳を地元紙絶賛…股抜きで「突き刺した」

北野颯太が1ゴール1アシストの活躍を見せた【写真:ZUMA Press/アフロ】
北野颯太が1ゴール1アシストの活躍を見せた【写真:ZUMA Press/アフロ】

ザルツブルク北野颯太が全3得点関与「傑出したエネルギッシュなプレー」

 オーストリア1部レッドブル・ザルツブルクに所属するFW北野颯太は、10月26日に行われたリーグ第11節オーストリア・ウィーン戦に先発出場し、3-0の勝利に貢献した。先制ゴールを含む全3得点に絡む活躍を見せ、地元紙「Salzburger Nachrichten」は「傑出した日本人」と見出しを打って、この試合の主役を称賛している。

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 ヨーロッパリーグ(EL)での敗戦から3日後、勝利が求められた一戦でこの若きアタッカーが輝きを放った。前半8分、相手DFデヤン・ラドニッチのクリアミスが足元へ転がる。記事内では「この日本人はGKの前で冷静さを保ち、ウィーンのGKサミュエル・サヒン=ラドリンガーの股を抜くシュートをネットに突き刺した」と、冷静なフィニッシュを伝えられた。

 先制直後の前半16分にも、21歳の日本人は再び決定的な仕事を見せる。「この21歳は力強く抜け出し、自陣から完璧なボールを(エドムンド・)バイドゥに送った」と起点となったプレーが伝えられており、このパスから(ケリム・)アライベゴビッチが追加点を奪い、ザルツブルクが試合の主導権を握った。

 ザルツブルクは後半に入るとウィーンに押し込まれる時間帯が続いたが、数少ないチャンスをモノにした。後半11分、「傑出した(日本人の)エネルギッシュなプレー」から、ハーフタイムに投入されたティム・トルマーがGKの位置を見極めたループシュートを決め、試合を決定づけた。日本人アタッカーは1ゴール2アシスト級の働きでチームを牽引した。

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