長谷川唯が「光を灯す」 イタリアに1-1ドロー…相手GKもお手上げの鮮やかループ弾

なでしこジャパンの長谷川唯【写真:REX/アフロ】
なでしこジャパンの長谷川唯【写真:REX/アフロ】

長谷川唯が同点ゴール

 なでしこジャパン(日本女子代表)はイタリア女子代表と現地時間10月24日に国際親善試合を実施。ミラノ近郊のコモで開催されたゲームは、先制を許すも主将のMF長谷川唯による鮮やかなループシュートで追いつき1-1で引き分けた。

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 日本は前半のうちにMF清家貴子やMF藤野あおばにビッグチャンスがあったが決められず。一方でイタリアに試合開始直後の決定機を作られるなどピンチはあったが、GK山下杏也加のファインセーブもあり前半を0-0で終えた。

 そして後半7分、日本はイタリアにペナルティーエリア内で2本のヒールパスをつながれる形からMFジャダ・グレッジによる先制点を与えてしまった。それでも後半19分、中盤で横パスをつないだ間に最終ライン背後に抜け出した長谷川へ、MF宮澤ひなたの浮き球パスが通った。長谷川は冷静にGKの位置を見極め、バウンドしたボールに合わせてGK頭上へのループシュートで決めて同点ゴールを導いた。ラスト10分では昨夏のパリ五輪での負傷離脱以来の復帰になったDF清水梨紗が交代出場でピッチに立ったが、そのまま1-1で試合を終えた。

 イタリアの名門ACミラン女子チームでのプレー経験もある長谷川にとっては久々となるイタリアでのゲームだった。ニルス・ニールセン監督からチームキャプテンに指名されながら、コンディション不良での代表辞退などが続いていたが、欧州での活動となった今回の遠征初戦、最終ラインからのパスを引き出すプレーに追われてなかなか前線の攻撃に絡めない試合展開の中で迎えた1回のチャンスで鮮やかなテクニックを見せつけた。

 イタリアの女子サッカー専門サイト「カルチョ・フェミニーレ・イタリアーノ」では、「興奮度の低い試合にグレッジと長谷川が光を灯す」と報じられていた。改めて大きな存在感を見せた長谷川が中心になったチームは、スペインに移動して10月28日にノルウェー女子代表と国際親善試合を行う。

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