事実上のJ2降格…逆転残留は「難しい状況」 監督は暗い表情「切り替えろと言っても」

新潟の入江監督、横浜FMの状況を入れず「他のチームはあまり関係ない」
アルビレックス新潟は10月18日、J1リーグ第34節で東京ヴェルディに0-1で敗れた。これで15試合勝利なしとなり、J1残留は極めて厳しい状況に追い込まれた。就任後いまだ白星のない入江徹監督は試合後、「まず勝たなければいけない試合というところで、それが勝利に結びつかなかった」と試合を総括した。
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6月の横浜F・マリノス戦以来となる勝利を目指し、敵地に乗り込んだ一戦。新潟はGK田代琉我を中心に体を張った守備を見せたが、前半36分に右サイドを崩されるとDF谷口栄斗に先制点を献上。最後まで1点を奪えずに敗れ、残留圏内で17位の横浜FMと勝ち点12差、得失点18差に広がり、降格は決定的となった。
入江監督は試合後、「まず勝たなければいけない試合というところで、それが勝利に結びつかなかった」と暗い表情。「切り替えろと言っても、すぐには切り替えれないかと思いますけど、でも次に向かってやっていくしかない。そこに対して、良い準備をしながら挑みたいなと思っています」と力なく話した。
事実上のJ2降格という現実を突きつけられ、「本当に難しい状況かもしれません」とした入江監督。それでも「きょうもあれだけたくさんサポーターの方に来ていただいたので、まずは自分たちがどれだけ試合に対してしっかり向き合ってやれるかという姿と、勝ちという部分で示していくしかない」と語った。
同時刻に開始した横浜FMは、前半4点リードの展開となった。しかし、選手には情報を入れず。「まずは自分たちがやるべきことをやらないといけない。他のチームはあまり関係ないと言いますか、自分たちが勝たなければいけない。そこに対して目を向けるべきだと思ったのでそうしました」と理由を説明した。
奇跡の残留へは、残り4試合を4、5点差での全勝で終える必要がある。「きょうも得点が取れていないので、どう精度を上げていくのかを突き詰めてなければいけない。簡単ではないと思いますけども、そこに対してはしっかりやっていきたい」と入江監督。厳しい状況でも、最後まで戦い抜く姿勢を強調した。
(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)




















