デビューの地…8年ぶり“凱旋”「全然覚えていないです」 らしさ全開、ブラジル突破の鍵は「サイド」

ブラジル戦でも期待される伊東純也【写真:徳原隆元】
ブラジル戦でも期待される伊東純也【写真:徳原隆元】

伊東純也がA代表デビューの東京スタジアムに凱旋

 日本代表MF伊東純也が10月12日、千葉県内でキリンチャレンジカップ2025ブラジル戦(14日/東京スタジアム)に向けて練習。強豪相手に代表デビューを飾った思い出の地に8年ぶり“凱旋”を果たす。

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「そうなんですね、全然覚えていないです」

 まさに伊東らしい一言目。2017年12月のE-1選手権。当時バヒド・ハリルホジッチ監督が率いていた国内組のチームで伊東は初めて日本代表入りを果たした。東京スタジアムで行われた同9日の北朝鮮戦(1-0)で途中出場を果たして国際Aマッチデビュー。続く、中国戦(1-0)、韓国戦(1-4)では先発出場を果たした。極寒の東京でいきなり持ち味のスピードを発揮し、ハリルホジッチ監督を納得させていた。それが8年前だ。

「代表のユニフォームを切られてプレーできるというのは嬉しくて。でもE-1は国内組だったのでそんなに代表という感じはあんまり意識していなかったです」

 飾らない言葉で話しながら、斜め上を見て当時を思い出すようにうなずく。ロシア・ワールドカップ(W杯)が終わり森保一監督の体制になった2018年9月から常連へ。「W杯には呼ばれなかったけど、次は入ってやろうという気持ちだった」。再スタートとなった森保ジャパンの初陣コスタリカ戦でA代表初ゴールを挙げた。

 そこから刻んだ65試合、14得点。アシストで日本代表を牽引してきた。3年前のブラジル戦(0-1)にも出場していた伊東だが、突破のカギは「サイド」だと話す。

「サイドのところはもしかしたらモナコの選手(カイオ・エンヒキ)が出てくるかもしれない。(スタッド・ランス時代に対戦し)自分が知っている選手だったらやりやすいかな、と。1対1では負けなかった印象があるので、そういうところからどんどん仕掛けていきたいなと思いますし、1対1で負けないところを見せられれば」

 8年前から積み上げてきた信頼と実績。ブラジル相手にも発揮してくれるはずだ。

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