マルセロらは「次元が違っていた」 長友佑都が指摘…今のブラジルは「最強ではない」

「韓国のように0-5とか大差で負けるようだと、W杯ベスト8の道は非常に険しい」
サッカー日本代表は10月12日、2日後に行われるブラジル戦(東京スタジアム)に向けてトレーニングに臨んだ。ブラジルとこれまで4度にわたって対戦した経験を持つDF長友佑都は、「最強ではない」と指摘。「僕が今までやってきたブラジルの方が強いんじゃないかなと個人的には思っています」と語った。
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日本がパラグアイと2-2で引き分けたのと同時刻、ブラジルは5-0で韓国に大勝を飾っていた。日本相手にも大量得点を狙ってくるだろうが、試合映像を確認したという長友は、「ブラジルは世界のトップクラスのチームだというのは間違いないと思うんですけど、最強ではないと思うんですよ」と持論を述べた。
南米予選を8勝4分6敗の5位で通過したブラジル。「けっこう苦戦している状況というところで、日本にもチャンスがあるかなと思います」と分析した長友。「逆に言えば、韓国のように0-5とか大差で負けるようだと、W杯ベスト8の道は非常に険しい。いい試合ができないと、先は難しくなってくる」と言及した。
2012年の欧州遠征で初めてブラジルに挑んだ長友。「マルセロ、ダニ・アウベスとかがいたとき、コンフェデのときも強かったですし、ネイマールもいたときは、ちょっと太刀打ちできなかった。フィジカル面、技術、判断、スピードも含め、すべてにおいて次元が違っていた」と過去4度の対戦を振り返った。
ダニエウ・アウベス、マルセロがともに先発したのは、2013年のコンフェデレーションズカップ。アウェーで0-3で敗れ、「僕らもサイドバックで外に出して、守備ではめていこうとやっていましたけど、結局ダニ・アウベス、マルセロの個人技だったりに自分たちのプレスが無意味にされる」と強烈な印象を残した。
「そういった意味では、次どういう選手が出てくるかわからないですけど、マルセロやダニ・アウベスみたいなサイドバックにすごい選手がいるわけじゃないと思うので。日本にもサイドでボールを奪ったりとか、サイドで1対1で剥がしたりっていう、そういうチャンスは全然あるなと思いますね」
今年5月からブラジルを率いるのは、名将として知られるカルロ・アンチェロッティ監督。インテルなどで多くのスター選手とプレーした長友は、「スター選手をまとめるのは非常に難しいと思うので、そこはアンチェロッティがまとめているんだろうな」と予想する。14試合目で日本の初勝利なるか注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)




















