上田綺世「僕が憧れている父親も来ていた」 恩返し弾も…3戦未勝利に「勝ちたかった」

背番号「18」で劇的同点弾も、「勝ちたかったですね」と本音も覗かせる
日本代表は10月10日、国際親善試合でパラグアイ代表と対戦し、2-2で引き分けた。アディショナルタイムに劇的な同点ゴールを決めたFW上田綺世は試合後、「短い時間だったんで、そういうこぼれ玉とか、チャンスに見えないようなものを仕留められないと結果を残せないと思っていたので、流れ球とかそういうところは狙っていました」と語り、この一戦を総括した。
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パナソニックスタジアム吹田で行われた一戦、日本は3バックで臨んだが、前半21分にパラグアイのFWミゲル・アルミロンに先制点を許す苦しい展開となる。しかしその5分後、FW小川航基が強烈なミドルシュートを決めて同点に追いついた。後半に入っても一進一退の攻防が続いたが、後半19分に再び勝ち越しを許してしまう。終盤に投入された上田は、試合終了間際のアディショナルタイム、右サイドからのクロスに頭で合わせ、チームを敗戦の危機から救う値千金の同点ゴールを奪った。
「今シーズンの僕のリーグ戦もそうですけど、こぼれ球がこぼれてきたりとか、自分が狙ってるところにクロスが上がってきたりとか。今はその運も含めていい状態なのかなと」と、自身の好調ぶりを冷静に分析する上田。この日は「普段から支えてくれる母と、僕が憧れている父親も来てた」と明かし、特別な背番号「18」を背負った初戦でのゴールに「点を取って恩返し少しできたのは、僕にとってはやっぱりすごい達成感もあるし、一番うれしいです」と、喜びを噛み締めた。
チームが9月の米国遠征から3戦未勝利という状況については、「別に今結果がどうっていう捉え方は、僕もチームも、もちろんワールドカップに向けてなので」と意に介さない姿勢を示した。「仮に勝てなかったとしても、ワールドカップに向けてはいい積み重ねができていると僕は思います」と前を向く。それでも、土壇場で追いついた結果に対しては「良かったとは思うけど、勝ちたかったですね」と本音も覗かせた。次戦のブラジル戦へ向け、「自分が与えられた時間のなかで、得点もそうだし、チームに貢献するというところはもちろん意識してます」と静かに闘志を燃やした。
(FOOTBALL ZONE編集部)
















