日本代表、パラグアイとドローで3戦勝ちなし 2年ぶり屈辱…上田綺世の土壇場弾で追い付く

小川航基の無回転ミドルで同点、勝ち越されたが後半ATに追い付いてドロー
日本代表は10月10日にパナソニックスタジアム吹田で南米の強豪パラグアイ代表と国際親善試合を行い、土壇場の同点ゴールで2-2の引き分けに持ち込んだ。3戦未勝利は2022年クロアチア戦、2023年ウルグアイ戦、コロンビア戦以来2年ぶりとなった。
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日本は3バックシステムを採用し、負傷者の多い最終ラインはDF鈴木淳之介が抜擢され、DF渡辺剛、DF瀬古歩夢と組んだ。MF遠藤航が負傷による不参加のボランチはMF佐野海舟とMF田中碧のコンビ。前線では代表復帰のMF中村敬斗が左ワイドに入り、MF堂安律が右シャドー、MF伊東純也が右ワイドに。最前線はFW小川航基で、左シャドーのMF南野拓実がキャプテンマークを巻いた。
立ち上がりからハイプレスを仕掛ける日本だが、パラグアイもボール際のテクニックで局面を打開する場面も作り互角の展開になった。前半半ば、立て続けに最終ラインの背後を突かれた日本は、相手FWミゲル・アルミロンに鮮やかなトラップからのシュートを決められ、前半21分に先制点を許した。
しかし5分後、ゴール正面から小川が強烈ミドルを放つと相手GKロベルト・フェルナンデスが左腕で弾くも勢いを殺しきれず、浮き上がったボールはそのままゴール内へ。小川はこの同点ゴールにより国際Aマッチ11試合目の出場で10ゴール。釜本邦茂氏が1966年に打ち立てた12試合10ゴールの2桁ゴール達成最短記録を59年ぶりに更新した。
1-1の同点でスタートした後半立ち上がり、日本はコーナーキックの流れから南野がゴールネットを揺らすもオフサイドの判定。押し込むような時間もあったものの、後半19分にパラグアイが右サイドから上げたクロスをMFディエゴ・ゴメスにヘディングで合わせられ再びリードを許してしまう。森保監督は直後に南野と中村に代え、MF鎌田大地と代表デビューのMF斉藤光殻を投入した。
攻撃の圧力を高めたい日本だったが、パラグアイにボールを持たれて時間を使われてしまう。MF相馬勇紀とFW町野修斗、ラスト5分でオランダ1部で開幕8戦8ゴールのFW上田綺世を投入しようとしたものの交代を巡る混乱も見られた。
このまま終わるかと思われた試合だったが、アディショナルタイムに右サイドからのクロスをファーで余った上田が頭で押し込み2-2の同点に持ち込んだ。
敗戦こそ避けられたが、日本は9月に米国遠征をしてのメキシコ(0-0)、米国(0-2)から3戦未勝利で、来年の北中米共催ワールドカップ(W杯)ホスト国や出場国との腕試しには厳しい結果が続く。日本は14日に世界的な強豪ブラジルと東京で国際親善試合を行う。












