“予定されていなかった選手”でU-20日本撃破 仏監督が衝撃のチーム事情告白「48件の拒否に遭った」

日本を破ったU-20フランス代表
チリで開催されているU-20ワールドカップ(W杯)は決勝トーナメントに突入。U-20フランス代表は1回戦でU-20日本代表と対戦し、延長戦の末に1-0で勝利を収めた。フランスを率いるベルナール・ディオメド監督は試合前から今大会を「すでに成功だ」と総括しており、その真意についてフランス紙「レキップ」が報じている。
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フランスはグループステージで、U-20アフリカネイションズカップを制した南アフリカに2-1で勝利したものの、北中米カリブ海王者のアメリカには0-3で敗戦。ディオメド監督は「我々のグループはスペインのグループと並んで最もレベルの高い組の1つだった」と振り返り、厳しい戦いであったことを強調している。
そうした状況下でグループステージを突破したこともあり、指揮官は満足感を示している。ディオメド監督は、準備期間が短く、招集メンバーが19人のみで、代表初選出の選手もいるなかで勝ち上がったことを評価。「当初予定されていなかった選手たちとグループステージを突破できたことは、すでに成功だ。ここからはボーナスのようなものだと選手たちには伝えた」と言及している。
今大会のチーム作りは困難を極めたようだ。ディオメド監督は「我々はクラブから48件の拒否に遭った。これは各ポジションで4人の拒否を意味する」と衝撃的な事実を告白。「主力の選手は試すことさえしなかった。リザーブやベンチにいる選手ですら、クラブは放出を望まなかった」と、苦しい台所事情があったことを明かしている。
そしてフランスは決勝トーナメント1回戦の日本戦、0-0でPK戦に突入するかと思われた延長後半アディショナルタイムにハンドで得たPKを決めて1-0で勝利。準々決勝へ駒を進め、U-20ノルウェー代表と対戦する。
(FOOTBALL ZONE編集部)




















