ドルトムント香川に居場所はあるのか? 来季新監督で合意報道の“ファブレ戦術”を分析

トゥヘル監督解任の可能性が急浮上 後任筆頭候補は現ニース監督のファブレ氏

 日本代表MF香川真司が所属するドルトムントでは、ハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOとの対立が表面化しているトーマス・トゥヘル監督の解任説が急浮上している。すでにドイツメディアは今季終了後に、フランス・リーグアンのニースを率いるルシアン・ファブレ監督の招聘で合意に達していると報じられている。

 このスイス人監督の実績を振り返り、トゥヘル監督の下では出番が流動的だった香川に、どのような変化が起こるのか予想してみたい。

 ファブレ監督は2007年から09年までヘルタ・ベルリン、2011年から15年までボルシアMGで監督を務めた経験を持つ。2014-15シーズンにはバイエルン・ミュンヘン相手に1勝1分と勝ち越すなど、ボルシアMGをリーグ3位に導きUEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得。翌年にまさかの開幕5連敗を喫して更迭されたが、ドイツでは確かな評価を得ていた。

 14-15シーズンのボルシアMGでは中盤をフラットに並べた4-4-2システムを採用、ディエゴ・シメオネ監督のアトレチコ・マドリードによく似た堅守速攻型のチームを作り上げた。コンパクトな守備陣形を敷き、攻撃に移ると一直線にゴールを目指した。

 

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