森保監督が代表期間中の日程調整を“要求” 遠藤代役を国内組から招集断念「主要国ではあり得ない」

森保監督が会見で言及
森保一監督は10月9日、パナソニックスタジアム吹田でキリンチャレンジカップ2025 パラグアイ戦に向けて前日記者会見に臨んだ。指揮官は絶対的な主将であるMF遠藤航が負傷のため、不参加となったなかで追加招集せず。その理由について言及しつつ、日本サッカー界へ日程調整の“訴え”を行った。
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2018年の第一次森保ジャパン以降、活動頭から遠藤が不在なのは初めて。森保監督はボランチの追加招集をしなかった。その理由としては「活動始まってから欧州から来てもらうところは本人にとっても負担になる」ことと「国内からの招集、招集したいと思う選手もいましたが、ルヴァン杯準決勝、タイトルの懸かった公式戦の準備から選手を抜くというところをやることはよくないと思って選手は招集しませんでした」と、準決勝に残った柏レイソル、川崎フロンターレ、横浜FC、サンフレッチェ広島の4チームから招集を検討していた選手がいたことを明かした。
だからこそ、自身の思いをまっすぐに伝えた。
「JFA、Jリーグの方は選手ファースト、日本サッカーの発展のためにいろんなことを考えて日程調整してもらっているが、代表の活動とJ1の舞台と同等の戦いが重なるのは世界の中でもほとんどないと思いますし、サッカーの主要国ではまずあり得ないということがあると思うので、シーズン以降等々で日程変わってくると思うが、選手の招集に関してIW(国際Aマッチウィーク)の時には選手を選べるようにという未来につながっていけばいいかなと思います」
そう考えるのは日本代表のためだけではない。日本サッカー界全体を思ってのことだ。
「JFAだけのメリットという考え方ではなくて、基本J1から選手を招集すると話しているが、公式戦がある中で代表戦に来てくれる選手は覚悟を持っている。だが、代表活動の時に時チームのことが気になることもある。アジア杯で欧州の選手も同じような状況になっていた。後ろ髪をひかれながら全集中しないといけない代表戦で集中しきれないところも出てくる。そこは選手ファーストということを考えて今後、選手思い切って活動できるようにまた日本サッカーの環境も変わっていくとありがたいと思っています」
今回は26人で臨む日本代表戦。森保監督の“訴え”は今一度考えるべき課題となりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)



















