U-20W杯、日本代表はベスト16敗退 フランスと死闘も…延長後半ATのPK弾に涙止まらず

延長後半13分に梅木怜のハンドでPKを献上、22年ぶりベスト8進出を逃した
U-20日本代表は現地時間10月8日、チリで開催されているFIFA U-20ワールドカップ(W杯)ラウンド16でフランス代表と対戦した。日本は前半からチャンスを作ったが決めきれず。試合は0-0のまま延長戦に突入した。延長後半ATに相手のリクエストからPKを与えた日本はこれを決められて0-1で敗戦。ベスト8進出に届かなかった。
【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!
グループステージでは開催国のチリを2-0で破るなど3連勝で首位通過を決めた日本は、グループEを2勝1敗で3位通過していたフランスと対戦した。中4日の日本に対してフランスは中2日という状況。コンディション的に優位な日本はMF佐藤龍之介を中心にフランスを攻めたてたが、得点を挙げられずにハーフタイムを迎えた。
後半もスコアは動かない。最終ラインに元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン氏の四男である195センチのDFエリアス・ジダンらを擁するフランスは、日本のクロスをことごとく跳ね返す。後半30分過ぎからはフランスが攻める時間が長くなってきたが、ここまで大会無失点の最終ラインがここも耐える。このまま試合は0-0のまま延長戦へ突入した。
延長の立ち上がり、日本はMF横山夢樹が左サイドから低いボールのクロスを入れるがGKに防がれる。延長前半6分にはFKからDF喜多壱也がヘディングでゴールを狙ったが、GKの頭上を越えたボールはクロスバーに嫌われて得点できなかった。同13分には寄せが甘くなったところでMFアンドレア・ル・ボルニュにミドルシュートを打たれたが、GKピサノアレックス幸冬掘尾が弾いてピンチを凌ぎ、このままスコアレスで延長後半に突入した。
両チームとも疲労が目立ってきたなか、延長後半12分にはフランスのCKを凌ぎ、自陣からのロングカウンターを仕掛ける。長い距離ボールを運んだFW高岡伶颯のパスを受けた佐藤がフィニッシュを放ったが、ボールを枠に飛ばせなかった。延長後半13分にはフランスがエリア内でDF梅木怜のハンドを訴えてリクエストを要求。このリクエストが成功してフランスにPKが与えられた。
PKを与えてしまった日本はピサノを下げてGK荒木琉偉を投入する。しかし、FWリュカ・ミシャルにゴール右へシュートを決められて日本は大会初失点を喫してしまった。すでにATに入っていたなか、日本は反撃に出たが得点を決められずに0-1で敗退。ピッチに倒れこんだ選手たちは涙を流した。2003年大会以来、22年ぶりのベスト8進出を目指した日本だったが、またも鬼門のラウンド16突破はならなかった。
(FOOTBALL ZONE編集部)



















