浦和が5試合ぶり勝利 西川周作がPKストップ、テリンが決勝弾…神戸は優勝争いで痛恨の敗戦

浦和レッズがリーグ5試合ぶりの勝利【写真:徳原隆元】
浦和レッズがリーグ5試合ぶりの勝利【写真:徳原隆元】

西川周作がPKストップ、イサークがリーグ戦初ゴール

 浦和レッズが優勝争い中のヴィッセル神戸をホームで下し、リーグ5試合ぶりの勝利を手にした。後半に新加入のFWイサーク・キーセ・テリンが、チームのリーグ戦467分ぶりのゴールを決め、これが1-0の決勝点になった。

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 ブラジル人DFダニーロ・ボザが出場停止の浦和は、流通経済大から加入1年目のDF根本健太がリーグ戦で初スタメンのピッチに立った。神戸もDFマテウス・トゥーレルが出場停止中でDF山川哲史とDF本多勇喜がセンターバックのコンビを組んだ。試合前時点で首位の鹿島アントラーズを勝ち点4差で追いかける立場だけに、アウェーでも勝利が欲しいゲームになった。

 序盤から激しい立ち上がりになったゲームは、神戸がハイプレスにより敵陣でボールを奪って素早く攻撃を仕掛ける場面を作った。一方の浦和も前線でテリンが存在感を見せてポイントを作り、ロングボールのターゲットとして機能。根本も正確でスピードのあるサイドチェンジなどで持ち味を存分に発揮し、好ゲームが展開された。

 その中で前半39分、神戸は右サイドから切り込むとDF酒井高徳が中央へのクロスを狙い、そこに浦和DF荻原拓也が飛び込んだところでハンドの反則によりPKが神戸に与えられた。これをFW宮代大聖が狙ったが、浦和がGK西川周作が完全に読み切ってストップ。守護神のファインセーブで前半をスコアレスで終えた。

 浦和は後半立ち上がりの2分、右サイドでフリーキックを得るとMFマテウス・サヴィオが中央に入れたボールをテリンがヘディングで叩いて先制。これが浦和にとってリーグ5試合ぶり、8月31日のアルビレックス新潟戦の前半30分にサヴィオがゴールして以来467分ぶりのゴールとなり貴重な先制点になった。

 前半に接触プレーで痛む姿のあったFW大迫勇也を前半のみで交代させていた神戸は反撃を目論むも、なかなかゴール前でのチャンスを作り出せずに時間が流れた。浦和もカウンターからアタッキングサードに入る場面はあったものの崩しきれず、1点差のまま時間が流れていった。

 3連覇へ向けゴールが必要な神戸がラスト10分で圧力を強めたものの、浦和が守り切って新潟戦以来5試合ぶりの勝利。神戸は優勝争いの中で痛い敗戦になった。

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