U-20日本代表がW杯3連勝で首位通過 現役大学生MFが豪快ミドル…ニュージーランドに3-0完勝

日本が3-0で快勝【写真:AP/アフロ】
日本が3-0で快勝【写真:AP/アフロ】

小倉幸成、石井久継がゴール、トーナメントを見据えた選手起用で快勝した

 若き日本代表がグループリーグ3戦全勝で勢いをつけての決勝トーナメント行きを決めた。チリで開催中のU-20ワールドカップ(W杯)で、日本は現地時間10月3日にニュージーランドと対戦し、3-0の勝利を飾った。

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 エジプト、開催国チリを下してきた日本は、2試合を終えた時点でベスト16進出を決めていた。それでも、このニュージーランド戦の結果次第ではグループ1位から3位までの可能性があるなかで、立ち上がりから全く気の緩みがない強度の高いゲームを展開した。

 日本は前半21分、相手を押し込んで二次攻撃、三次攻撃と仕掛けていくなかでゴール正面のMF小倉幸成(法政大)がボールを受ける。ここで右サイドへのパスを出すようなフェイントをかけて前を向いた小倉は、そのまま左足を強振。少しアウトサイドにかかったようなボールは約20メートルの距離からゴールに突き刺さり、日本に貴重な先制点が生まれた。

 後半に入っても主導権を握って相手を押し込んでいく日本は後半18分、ペナルティーエリア内に切り込んだFW高岡伶颯がシュートを放つと、引っ掛けてしまい中央へのラストパスのような軌道になったボールを相手DFが処理しきれずオウンゴールに。これで2-0とリードを広げ、勝利を大きく引き寄せた。

 船越優蔵監督はハーフタイムで主将のDF市原吏音を交代させ、2点差がついたところでスウェーデン1部ユールゴーデン所属でUEFAヨーロッパリーグ(EL)では準決勝でもプレーしたDF小杉啓太を交代させるなど、トーナメントの先も見据えた選手起用を実施。それでも、ピッチに立った選手が全力で躍動するチームの良さは変わらずにチャンスも作りながら、後半37分には高岡のラストパスを受けたMF石井久継が冷静に相手GKをキックフェイントでかわして3点目を決め、勝利を決定づけた。

 これでA組の1位が決まった日本は、決勝トーナメント1回戦ではC組、D組、E組いずれかを各組の3位のうち成績上位4チームが突破する方式で通過してくる相手と対戦する。その可能性があるチームにはブラジル、スペイン、イタリア、フランスといった強豪国もあり、頂点への道は険しさを増していく。勢いに乗る若武者たちが南米の地で見せる世界一への挑戦が注目される。

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