三笘薫の不在でどうなる…森保ジャパンの「予想布陣」 怪我人続出の左CBは“激戦区”

森保ジャパンの各ポジションを予想した【画像:FOOTBALL ZONE編集部】
森保ジャパンの各ポジションを予想した【画像:FOOTBALL ZONE編集部】

伊藤、町田が離脱中の左CBには、瀬古、長友のほかに鈴木淳之介を招集した

 日本サッカー協会は10月2日、キリンチャレンジカップ2025に臨む日本代表メンバー27人を発表した。10月10日にパラグアイ代表と大阪で、10月14日にブラジル代表と東京で対戦。三笘薫(ブライトン)が不在となり、9月シリーズから7人を入れ替えた今回、各選手がどのポジションで起用されるか予想した。

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 最終ラインはアメリカ遠征に続いて怪我人が多く、Jリーガーも含めたポジション争いが激化している。左センターバックには、瀬古歩夢(ル・アーヴル)、長友佑都(FC東京)のほか、22歳の鈴木淳之介(コペンハーゲン)を招集。伊藤洋輝(バイエルン)、町田浩樹(ホッフェンハイム)の不在を埋める。

 中央には渡辺剛(フェイエノールト)とアキレス腱断裂という大怪我を乗り越え、約1年ぶりに招集された谷口彰悟(シント=トロイデン)。森保一監督も「経験の浅い選手ではない。チームを落ち着かせることを、彼はプレーにおいても精神面においてもできるので、そこを期待して招集しています」とした。

 右センターバックは、板倉滉(アヤックス)と安藤智哉(福岡)。安藤はアメリカ遠征でもメンバーに入ったが、直前のリーグ戦で負傷して無念の辞退となっていただけに、今回にかける思いは強い。本来は冨安健洋、高井幸太(トッテナム)とポテンシャルの高い選手がいるが、食い込んでいけるだろうか。

 次にミッドフィールダーを見ていくと、ダブルボランチは遠藤航(リバプール)、佐野海舟(マインツ)、田中碧(リーズ)、藤田譲瑠チマ(ザンクトパウリ)の中からの組み合わせか。守田英正(スポルティング)はアメリカ遠征に続いて外れたが、田中が戻ってきてどの選手とのコンビを組むのか楽しみだ。

 三笘薫(ブライトン)について、所属クラブとも協議のうえ、コンディションも考慮して「招集しないということで判断させていただきました」と明かした森保監督。その左ウイングバックは、中村敬斗(スタッド・ランス)が復帰した。フランス2部に降格し練習に参加していなかったが、戦列に戻っていた。

 また、Jリーグからも相馬勇紀(町田)を招集。7月に韓国で行われたE-1選手権では、4アシストの活躍で連覇に貢献していた。前田大然(セルティック)については、アメリカ遠征でこのポジションでテストされるも、あまりフィットせず。クラブでも苦しんでおり、どのポジションで起用されるだろうか。

 右ウイングバックには、堂安律(フランクフルト)と伊東純也(KRCヘンク)。2人とも今シーズンは新天地へと移籍したが、堂安は開幕5試合で2ゴール3アシスト、伊東もリーグ戦で2試合連発と調子を上げてきた。望月ヘンリー海輝(町田)も、このポジションで攻撃のポテンシャルを生かしたいところだ。

 また、今回のメンバーで唯一の初招集となったのが斉藤光毅(クイーンズ・パーク・レンジャーズ)。イングランド2部での活躍を評価した森保監督は、三笘、中村、堂安、伊東の名前を挙げて比較。「今の戦力としても期待できますが、さらに成長が期待できるかなというところで」と抜擢の理由を明かした。

 その斉藤は、鎌田大地(クリスタル・パレス)とともに左シャドーが主戦場になるだろうか。左ウイングバックの可能性もあり、注目となりそうだ。右シャドーには、久保建英(レアル・ソシエダ)と南野拓実(ASモナコ)。左足首を負傷していた久保だったが、森保監督は「招集できるという判断」と語った。

 そして、1トップには上田綺世(フェイエノールト)、町野修斗(ボルシアMG)、小川航基(NECナイメヘン)。特に上田は7試合6ゴールで得点ランクトップを走っており、期待度は高まっている。今回の予想は過去の起用などを元に考察したが、4バックや驚きのサプライズも含め、2試合を楽しみたいところだ。

(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)



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