5連敗で18位低迷の群馬、細貝萌社長が声明発表 J3残留へ「反転攻勢の始まり」「より強くなるための試練」

群馬の細貝萌社長【写真:徳原隆元】
群馬の細貝萌社長【写真:徳原隆元】

「どのような状況にあっても支えてくださる皆さまに感謝」

 J3ザスパ群馬は9月21日、クラブ公式サイトを通じて代表取締役社長の細貝萌氏による声明を発表した。20日に行われたリーグ戦第28節ガイナーレ鳥取戦に1-3で敗れ、リーグ5連敗。第28節終了時点で6勝9分13敗、順位は18位と苦しい状況にあるなか、クラブの姿勢を示した。

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 声明では「思うような結果をご報告できないことを心よりお詫び申し上げます」と謝罪。そのうえで、残り10試合を「限界」と捉えるのではなく「ここから反発する機会」と位置づけ、「J3残留の必達はもとより、可能性がある限りプレーオフ進出、そしてJ2昇格を諦めることなく闘い抜く」と強調した。

 また、ファン・サポーターの存在について「どんなに苦しい状況であっても、スタジアムでの声援やSNSでの励ましが選手たちに大きな力を与えてくれている」と感謝を表明。「クラブ一同、最後まで可能性を信じ、全員で走り切ります。どうか、共に戦ってください」と呼びかけた。ザスパ群馬はシーズン残り10試合で巻き返しを狙う。クラブの未来を懸けた戦いが続く。

 細貝社長の声明は以下のとおり。

「平素よりザスパ群馬にご声援を賜り、誠にありがとうございます。昨日のガイナーレ鳥取戦では勝利を収めることができず、5連敗となりました。現在の成績は6勝9分13敗、順位も18位(第28節時点)と、大変厳しい状況が続いております。熱い声援を送り続けてくださるファン・サポーターの皆さま、パートナーの皆さま、行政をはじめとするザスパ群馬を支えてくださるすべての方々に、思うような結果をご報告できないことを心よりお詫び申し上げます。

 しかしながら、シーズンはまだ終わっておりません。リーグ戦残り10試合、目の前の一戦一戦に全力で挑み、勝ち点を積み重ねることでJ3残留の必達はもとより、可能性がある限りプレーオフ進出、そしてJ2昇格を諦めることなく闘い抜くという強い意志を、クラブとして貫きます。

 大切なのは、この現状を『限界』と受け止めるのではなく、『ここから反発する機会』と捉えることだと考えております。私たちはその覚悟を持ち、最後まで全力で闘い抜きます。チームは日々のトレーニングの中で改善を重ね、勝利に向けた準備を怠ることなく続けています。確かに課題はありますが、それを言い訳とせず、修正の糧としてチームの成長につなげてまいります。監督・スタッフ・クラブを含め、全員が『勝つために何ができるか』を突き詰め、一戦必勝の姿勢を徹底してまいります。

 そして何より、私たちには共に戦ってくださるサポーターの存在があります。どんなに苦しい状況であっても、スタジアムでの声援はもちろん、SNSでの励ましやGCCザスパークで交わす一言一言が、選手たちに大きな力を与えてくれています。ファン・サポーターとクラブが心を一つにできている限り、どんな困難も乗り越えられると信じています。

 残された10試合は、クラブにとって単なる勝敗以上の意味を持ちます。ファン・サポーターとクラブが共に歩み、未来を切り開くための重要な時間です。この期間を『苦しい時期』ではなく、『反転攻勢の始まり』『より強くなるための試練』と位置づけ、全力で挑戦を続けます。

 ザスパ群馬が目指すのは、群馬の誇りとなるクラブであり、子どもたちが夢を託せるクラブであることです。そのために、今この瞬間から再び戦う姿勢を取り戻し、結果で皆さまの期待に応えてまいります。

 最後に、どのような状況にあっても支えてくださるすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。クラブ一同、最後まで可能性を信じ、全員で走り切ります。どうか、共に戦ってください。皆さまの声援こそが、ザスパ群馬を再び前へと押し出す原動力となります」

(FOOTBALL ZONE編集部)



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