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レスター岡崎が華麗な左足ボレー弾も1-2と敗戦 勝利したマンCは3位に浮上
同点PKのチャンスでマフレズが軸足にボールを当てる痛恨ミス
レスター・シティの日本代表FW岡崎慎司は、13日の敵地マンチェスター・シティ戦に先発出場すると、前半42分に左足の鮮やかなボレーシュートで今季リーグ3得点目を決めた。しかし、チームは1-2で敗戦。岡崎は後半28分にFWスリマニとの交代でピッチを後にした。
主将DFモーガンとDFフートの主力CB二人を欠く苦しい台所事情で、強豪との一戦を迎えたレスター。最前線では岡崎とヴァーディが縦関係の2トップを組んでゴールを奪いにいく。しかし、試合は序盤からシティがペースを握った。
MFシルバやFWスターリングを中心としたパスワークとサイド攻撃で何度もレスターを揺さぶると、前半29分に左サイドMFザネの折り返しからシルバが左足で蹴り込んで均衡を破った。このシーンで、ゴール前にいたスターリングはシュートに反応して足を振り上げたため、レスターの選手はオフサイドポジションでプレーに関与したのではないかと審判団に抗議したが、ゴールは認められた。
さらにシティの攻勢が続くと、ドリブル突破を仕掛けたザネがペナルティーエリア内でDFベナルアンに倒されてPKの判定が下された。これをブラジル代表FWジェズスがゴール左に決め、同36分で2-0となった。
ロングボール以外でなかなか前線にボールを運べなかったレスターだが、同42分に一瞬の隙を突いて左サイドの高い位置へボールを展開。パスを受けたMFオルブライトンが右足でクロスを送ると、走り込んだ岡崎が左足のダイレクトボレーでネットを揺らして反撃の一点を奪った。岡崎は昨年12月3日のサンダーランド戦(1-2)以来、約5カ月ぶりのゴール。出場した公式戦23試合連続無得点という不名誉な記録に終止符を打った。
後半31分には右サイドから仕掛けたMFマフレズがファウルを受けてレスターがPKを獲得。この同点のチャンスで自らキッカーを務めたマフレズは、足を滑らせてシュートを軸足に当ててしまう痛恨のミスを犯してPKは無効となった。
千載一遇の決定機を不意にしたレスターはその後も得点を奪えず、1-2のままタイムアップ。岡崎の一撃も勝利にはつながらなかった。トップ4入りを目指すシティは貴重な勝点3を手にし、リバプールをかわして3位に浮上した。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images