森保監督が名指しで「ありがとう」 敗戦後…円陣で見せた思いやりに「心打たれました」

日本代表の森保一監督【写真:産経新聞社】
日本代表の森保一監督【写真:産経新聞社】

アメリカ戦後、GK大迫敬介に感謝

 森保一監督の率いる日本代表は、9月のアメリカ遠征でメキシコ代表と0-0で引き分け、アメリカ代表に0-2で敗れ、2試合を終えてノーゴール、1分1敗と来年の北中米ワールドカップ(W杯)に向けて課題を残した。

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 W杯が開催される地で大きな課題を得た遠征となったが、「JFATV」の公式YouTubeチャンネルでは、その舞台裏となる「Team Cam」が公開されている。そのなかで、森保監督が選手を名指しして「ありがとう」と伝える場面があった。

 試合後の円陣で森保監督は、「この敗戦については、全部俺の責任だと思っている。申し訳ない」と切り出し、「みんないろいろな準備をしてくれて、準備期間が少ないなかで、チームをグチャグチャにしながら、さらに形を変えたりとかいうことを踏まえ、みんながもっと力を出せることを選択してもよかったと思う。2戦目、いろいろなことをガラッと変えて戦ったことは、俺の責任」と、自身が責任を感じている点も説明した。

 早口ながら柔らかく説明していた森保監督は、選手たちがオーダーに対してしっかりトライしたこと、最後までやり続けたことに感謝した後に強い口調で要求する場面もあった。2度目のW杯に向けた挑戦を続ける指揮官は、「さっきグチャグチャにしてやったって言ったけど、まず固定された11人、数人だけでW杯取れると思ったら、そんなこと大間違いだから」と声を荒げて、「絶対に2チーム分、3チーム分ぐらいは絶対にいる。そこは間違えないように。相手の対策を上回るために、絶対にシステムであったり、人の変化は必要なので、ここは絶対トライしていく。みんなも大変かもしれないけれど。その志を持って我々が今、W杯に向かって行っている。みんなで突き進んでいきましょう」と、選手たちにもより高いレベルの対応を見せてほしいと要求した。

 そんななか、森保監督は名指しで一人の選手に感謝の言葉を伝えた。「敬介、ありがとう」と、2失点を喫しながらも、その後も好セーブでゴールを守り続けたGK大迫敬介を名指しして「最後止めてくれたから試合が最後まで続いて、攻撃の気持ちもきれなかった。こういう気持ちを全員で持って、これからも続けていきましょう」と言い、ファンからも「心打たれました」「最後、大迫選手を褒めたのは素晴らしい」とコメントが寄せれれ、森保監督は最後所属クラブに戻ってからも高いパフォーマンスを発揮することを求めていた。

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